港区出身
独身
元宮崎県知事で元衆院議員の東国原英夫氏(66)が27日、カンテレ「ドっとコネクト」(土曜前11・20)に出演し、斎藤兵庫県知事のパワハラ疑惑に関連して県職員が相次いで死亡している問題について「警察案件になる」と事態の大きさを指摘した。
東国原氏が問題視しているのは4月に亡くなっていた職員について。プライバシー保護を理由に県は職員について「療養中」としていたが、今月23日に訃報を発表した。
亡くなった職員が担当していたのは、昨年11月に行われたプロ野球の優勝パレード。斎藤知事のパワハラなどを告発した文書によると、県は信用金庫への補助金を増額し、そのうえで企業協力金の形でキックバックしていたという。東国原氏は「おそらく遺族は公務災害認定をされると思う。その場合はお亡くなりになった理由がつぶさに調べられる。パレードのキックバック疑惑、全部がつまびらかになる」と、知事の辞職だけでは済まされない組織ぐるみの犯罪になる可能性も指摘した。
そのうえで、職員の精神的疲弊について言及。「これが事実なら、不正を強要された可能性が高い。パレードのキックバック、大阪府との難しい調整など、この職員さんは一手に引き受けていたんでしょうね、一番プレッシャーになるのは不正をわかっててやらないといけないという状況。これはつらいです」と、亡くなった職員の心の苦しみを思いやった。