曹操さんのブログ

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●上海万博は新たな消費の潮流を生む

日本の著名な作家、経済評論家であり、今年73歳の堺屋太一さんは、「万博の専門家」でもある。通産省の官僚だった頃、1970年に開催された大阪万博の構成や企画に参加し、1992年のセビリア万博の日本館でも総合プロデューサーを務めた。今回の上海万博の招致活動の顧問として参加する堺屋さんは、日本館の総合プロデューサーだ。・上海万博は正真正銘の盛典―上海万博について。上海万博の総面積は愛知万博の3倍近くあり、出展面積も愛知万博の4倍。大阪万博の来場者は6422万人だったが、上海万博には7000万人が訪れるだろうと関係者は予想している。私の個人的な予測としては、きっと1億人を超えると思う。規模や内容からみても、上海万博は正真正銘の盛典だといえるだろう。 ・金融危機は上海万博に影響しない―上海万博への金融危機の影響について現在の金融危機が万博に大きな影響を与えることはないと思う。中国が直面している景気後退は、日本では1965年、韓国は1983年、東南アジア諸国は1997年に経験しており、1年後には経済も回復している。そのため必ず中国も金融危機を乗り越えるはずだ。歴史的に見ても、不景気だった1929年に世界恐慌が起こり、世界中に大きな影響を与えたが、1932年に開かれたシカゴ万博は大成功している。上海万博は内需を拡大し、消費を喚起して、経済の成長を促す先兵になるべきだ。1970年の大阪万博をきっかけに、カジュアルウェアが流行り、ファストフードの店も普及した。2010年の上海万博も、新たな消費の潮流を生む可能性が大きい。
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