横ばい相場がしばらく続きそう

優利加さん
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昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -274.30 @38,380.12, NASDAQ -31.28 @15,597.68, S&P500 -15.80 @4,942.81)。ドル円為替レートは148円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が385に対して、下落銘柄数は1,233となった。騰落レシオは118.77%。東証プライムの売買代金は5兆274億円。

TOPIX -17 @2,539
日経平均 -194円 @36,161円

米国では、米1月ISM非製造業PMIが予想を上回る強い内容だった(53.4>予想52.0、先月50.5)。これを受けて、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げはさらに遠のき、米10年債利回りは先週末の4.031%から4.167%に上昇した。主要3株価指数は揃って反落した。

本日の東京市場では、前日の米国株安を受けて下げる銘柄が多く、日経平均は一時300円安に迫る場面があった。その中で際立ったのが2024年3月期の業績予想を上昇修正(連結純利益が4兆5000億円)したトヨタが上場来高値を更新したことだった。時価総額もバブル時代のNTTを超えて日本企業発の50兆円台になった。ほとんどの企業にとって売上で1兆円でもとてもハードルが高いのに、税金も含めて支払うべきものすべて支払った後の純利益が4兆5000億円とは凄い。

日経平均の日足チャートを見ると、3日連続で短陰線で終え、ほとんど水平となった10日移動平均線にほぼ接する位置で株価は推移しており、上にも下にも放れず、横ばい相場がしばらく続きそうである。

33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、電気・ガス(1位)、鉱業(2位)、銀行(3位)、不動産(4位)、石油・石炭(5位)となった。

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