TOPIX -34 @2,498
日経平均 -485円 @35,751円
米国では、10~12月期GDP速報値が前年同期比+3.3%(>予想;2.0%)と強い結果となった一方、個人消費支出(PCE)物価指数は+1.7%(<7~9月期の+2.6%)と減速した。物価指数が減速したことを反映して、米10年債利回りは前日の4.178%から4.120%へ低下し、主要3株価指数は揃って上げた。ダウ工業株30種平均は最高値を再び更新し、S&P500も6日続伸して終値ベースで最高値を更新した。
本日の東京市場では、米半導体株が下げてフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が0.24%下げたため、さらに、インテルの1~3月期売上予想が市場予想に届かなかったたため、東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連銘柄が売られた。この2銘柄だけで日経平均を約150円押し下げた。半導体関連銘柄がけん引して株式相場全体を引き上げて来たため、その反動は大きく、日経平均の下げ幅は一時500円を超えた。
日経平均の日足チャートを見ると、上向きの10日移動平均線を割り込んだ。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下げているので、東京市場でも半導体関連銘柄がまだ売られそうである。日経平均はもう少し調整が長引きそうである。
33業種中32業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、銀行(2位)、精密機器(3位)、証券(4位)、輸送用機器(5位)となった。