寒中ですか。15日は小正月。昔は、「繭玉(まゆだま)を赤い木の枝に刺し、今年の繭が良く出来ます様にと、願ったもんだ。その繭玉は、もち米の、割れたのを(くず米)、蒸かして、だんごにして、木の枝に刺した。
このまゆ玉は、2,3日後に、汁の中に入れると、とても美味しかった。餅よりも、美味しかった。
昔は、季節にあった行事が幾つもあった。1月7日は正月飾りを、子供会でリヤカーで集めたものを燃やす、「どんど焼き」である。まだ暗いうちに起き、竹の棒に、するめや、餅を刺し、このどんど焼きにあぶって食べた。「どんど焼き」を、管理しているのは、村の青年団である。寒くて、貧しいながらにも、活気はあった。村中の人が来て、今年の、平安を願ったもんだ。
冬の間は、我が家では、白菜やネギを畑から採って、青果市場に出す作業である。上州の「からっ風」は、身体を冷やす。鼻水をすすりながらの作業である。大根は、冷たい水の中で洗う。手がかじかむ。こんなつらい作業であった。
今でも、白菜とネギは出しているが、石油ストーブで、温まりながらの作業で、昔程、辛い仕事では、なくなった。
吉永小百合/「寒い朝」 /マヒナスターズ
https://www.youtube.com/watch?v=ezQUhHyFdps
吉永小百合は、女優として、別格であることは、以前の、ブログに書いた。