ビットコインであるが何だろうが、それが交換価値を持つと信じているからこそ、モノ・サービスと交換されるのである。ということは、何らかのこの交換手段を、疑わしいと全員が思ったら、本当に通貨システムは崩壊する。
どちらに人間が動くかは、神ならぬ身では予知不可能。元来、ケインズがマクロ経済学のフレームを作った時は、戦争に向かっていく時代だったので、戦時国債が紙切れになろうがなるまいが、そんなことは、言っている時代ではないという前提で語っていた。だから戦後になると、いくら株投資家のセンセイとて、インフレに警鐘を鳴らすしかなくなったというのが実態だ。中央銀行が世界中金融緩和麻薬に走っているのは、豊かさの錯覚利用なので、それに?と思う国家が逆に走れば、はいそれまでよということである。(いざとなったらもちろん逃げの一手なのは当たり前だ・・)