びったいブーさんのブログ

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空売り肯定論

空売りした人は、将来に必ずその企業の株を買います。

遠くない将来に買う約束、なので
長い目で見れば
空売りをするのは買いに入るのと同じことです。

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「好きな企業を応援する」「好きな企業が市場で低くされていたら積極的に買いに入って、そこが人気が出て株価が高くなったら一緒にお祝いする」という基本的な道義観のようなものをもって株の値動きを見ています。
その観点からすると「みんなが応援している企業を売るなんてひどい」、しかも「持ってない分まで信用売りをかけ価格下落を期待して金儲けするなんてどうかしてる」とほんのり思っていました。
いつも高値更新更新、ちょっとでも下がったらみんなで一斉に買う、なかなか安値で買えない、のような状況をよいことのように思っているところがあったわけです。

しかしながら現実の取引では、たいてい高値を更新するまえに下落が怖くなって売ってしまう自分がおりました。ビビりあがり、とてもその企業の高値更新をお祝いするような雰囲気ではありません。市場に流入するマネーは企業の活躍に比して小さく、収益が大きいのにあまり買われない企業、低PERの企業がたくさんあります。上昇基調で割高となってゆくのはごく限られた一部の企業だけです。高値更新するとは限らない、安くなった時に買われるとは限らない、このあたりで売ろう、…そこで、ふと思ったのです。「このようにして安値を待ってから買い、高値更新する前に売りに出す人達ばかりだったら、その企業の株価は上値を抑えられる効果がもたらされるのではないか」と。
このことを逆に考えると、空売りする人、つまり「高値で売って底値を更新する前に買い戻す人」がたくさんいたら、前の最安値より底値の下落が抑えられる効果が期待されるわけです。株価が下がらなければ必然的にその企業の株価は上がりやすくなる傾向に至ります。

空売りした人は、将来に必ずその企業の株を買います(戻さないといけないので)。
売りからでも買いからでも、いずれで取引に入っても、その企業の株の出来高は上がり、市況は盛り上がります。
また、市場に流入するマネーが大きくなればなるほど、企業が資金繰りをしやすい社会的素地が育まれます。

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自身の目線で、自国の産業と経済動向を見る上で重要と思われる企業の株価がもし割高だったら、「いくらだったら買いたいか(資本参加したいか)」のラインを自分の中で定めて、売りから取引に入る、というのは資本主義社会を生きる社会人として実はとてもよい模範的姿勢といえるかもしれない。空売りから入る、というのも立派な取り組みなのだと思います。
もともと従業者や事業者として同時に複数の企業に勤務することはまずないのですが、この点、資本参加であれば複数の名だたる企業に同時に参加することができます。その株をもっているだけで、証券会社のアプリからそれらの企業のニュースが常時届くようになりますし、四半期ごとに会社からお手紙もいただけるようになります。ほんの少しの資本参加であっても、世界の産業経済を担って動かしておられる立派な方々から一人前の仲間のように扱ってもらえます。
株式会社法制のシステムに参画する、というのは、独創的な研究開発を行い株を発行して企業を作って運営するといった取り組みだけではなく、その株を買ってする資本参加も含まれます。すべての人が、なるべく心理的障壁が小さく、参加して活躍できる社会、というのは、なかなか尊い、大切なことなのです。

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下がりそうだな、と思ったら売っちまいましょう。
持ってなくても

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