堅実さんのブログ

最新一覧へ

« 前へ194件目 / 全925件次へ »
ブログ

青葉の笛 5年11月12日(日)13時57分

  これも、日本人の心に伝わる、わびしあ、さみしさの代表である。

NHK高校講座を、仕事が終わり、車の中で聞いた。「平家物語」の一節である。当時の思い出も、浮かびあがる。その中に、平 敦盛と熊谷直実の戦いの一部始終があった。

 

海岸で、平 敦盛(たいら あつもり)を、打ち取った熊谷直実(埼玉県の熊谷市付近の出身)が、我が子と同じ年頃の、まだ若い青年を殺したことに、悩み苦しみ、最後には出家するのは、何とも涙を誘う。これまでの文学の中では、「平家物語」は、秀作だと思う。


 また、映画「無法松の一生」でも、子供が、この「青葉の笛」を歌ってました。

 

文部省唱歌「青葉の笛」(明治39年) 

https://www.youtube.com/watch?v=8UShL2FwUNM  

 

(ウイキより)

敦盛(たいら あつもり)は、平安時代末期の武将。平清盛の弟・経盛の末子。位階は従五位下。官職にはついておらず、無官大夫と称された。

 生涯

笛の名手であり、祖父・平忠盛が鳥羽院より賜った『小枝』(または『青葉』)という笛を譲り受ける。

平家一門として17歳で一ノ谷の戦いに参加。源氏側の奇襲を受け、平家側が劣勢になると、騎馬で海上の船に逃げようとした敦盛を、敵将を探していた熊谷直実が「敵に後ろを見せるのは卑怯でありましょう、お戻りなされ」と呼び止める。


敦盛が取って返すと、直実は敦盛を馬から組み落とし、首を斬ろうと甲を上げると、我が子・直家と同じ年頃の美しい若者の顔を見て躊躇する。


直実は敦盛を助けようと名を尋ねるが、敦盛は「お前のためには良い敵だ、名乗らずとも首を取って人に尋ねよ。すみやかに首を取れ」と答え、直実は涙ながらに敦盛の首を切った。


このことから、直実の出家の志が一段と強くなったという発心譚が語られる。「延慶本」や「鎌倉本」の『平家物語』では、直実が敦盛の笛(または篳篥)を屋島にいる敦盛の父・平経盛の元に送り、直実の書状と経盛の返状が交わされる場面が描かれている。


この『平家物語』の名場面は、のちに能『敦盛』、幸若舞『敦盛』、文楽/歌舞伎『一谷嫩軍記』などの題材となった。


織田信長の好んだ歌「人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻の如くなり。一度生を享け滅せぬもののあるべきか 」は幸若舞『敦盛』の一節である。


 

9件のコメントがあります
  • イメージ
    kouboudaisiさん
    2023/11/12 17:53
    熊谷直実は平貞盛の孫です。源氏に味方するのではなく平方だったのです。結局のところ法然に弟子入りして、領地を伯父に没収されたのです。喜怒哀楽の激しい人で親鸞聖人と兄弟弟子ですが成功者とは言えません。。




  • イメージ
    堅実さん
    2023/11/12 18:06
    kouboudaisi  さんへ

    「熊谷直実は平貞盛の孫です。源氏に味方するのではなく平方だったのです。結局のところ法然に弟子入りして、領地を伯父に没収されたのです。喜怒哀楽の激しい人で親鸞聖人と兄弟弟子ですが成功者とは言えません。。」

    いろいろ、くわしいですね。
    一寸、気になるところですが、成功者とは言えませんです。kouboudaisi さんは、この成功とか、失敗の分け方が、強いです。
    成功か、失敗はともかくとして、やってみるという、気力の方が、大切ではと、考えます。極端に言えば、結果は、考えなくても、よいのでは。ここが、今までのコメントで、小生と、異なる箇所です。




  • イメージ
    kouboudaisiさん
    2023/11/12 18:20
    >極端に言えば、結果は、考えなくても、よいのでは。ここが、今までのコメントで、小生と、異なる箇所です。
    堅実大先輩だからこそ言えることです。
    「結果は、考えなくても、よい」それで私は大失敗しているのです!
    底辺の人間の事が何も分かっておられないのですね。
  • イメージ
    堅実さん
    2023/11/12 18:27
    kouboudaisi  さんへ

    結果を、考えずに、目標に向かって、努力するところに、人の魅力があり、美しさが、あると、おもいますが。
    ここで、重大な結果が出ることが、予想されるには、慎重に、行動することです。
  • イメージ
    kouboudaisiさん
    2023/11/12 18:46
    >ここで、重大な結果が出ることが、予想されるには、慎重に、行動することです。

    その時はもう遅いのです。

  • イメージ
    kouboudaisiさん
    2023/11/12 19:31
    アレキサンダー大王のインダス川作戦、垓下の戦いの項羽、ザマの戦いのハンニバル、ミッドウェー海戦の南雲忠一中将等気付いた時はもう遅いのです。


  • イメージ
    堅実さん
    2023/11/12 19:53
    kouboudaisi  さんへ

    こんな事が、言えます。
    1 うまくいく人。
    2 うまくいかない人。

    kouboudaisi  さんは、2です。
    どうしてそうなるかは、その人の、価値観によるでしょう。
    無謀な事をやているか。状況が、読めていないか。調査が足りないか。
    そして、どれも、少しの事で、諦めていないかです。

    小生のブログで、うまくいく人もいるはずです。

    「アレキサンダー大王のインダス川作戦、垓下の戦いの項羽、ザマの戦いのハンニバル、ミッドウェー海戦の南雲忠一中将等気付いた時はもう遅いのです。」

    これは、戦争ですが、それぞれの事情が、あるのでしょうね。
    ミッドウエー海戦では、これは、運、不運にもよると思います。
    この海戦で、勝っても、生産力の違いから、日本は、負けているはずです。






  • イメージ
    万物流転さん
    2023/11/12 20:33
    桓武平氏・平貞盛 の孫・維時(これとき)の末裔
    現在の 埼玉県熊谷市 の出身

    直実 の 父 直貞の時代から 熊谷郷の 領主となり、熊谷性 を名乗る。
    幼い時に 父を失い、母方の叔父 が 孤児となった 直実 を 庇護。
    幼名 を 弓矢丸 といい、 その名の通り 弓の名手。

    15歳 初陣 保元の乱 
    18歳 平治の乱 討ち死に寸前。 辛くも 東国へ 落ち延びる
    39歳 石橋山の 戦い 
    43歳 一ノ谷の 戦い  戦いの 序盤は 討ち死に 寸前
    40代後半 奥州合戦  獅子粉塵の働き

    50歳代 叔父との 相続争い 領地争い

    戦 も 終わり 武勇 には 優れていても 
    口べたで 世渡り下手 なようです。
    悶々 としたのでしょうか。

    52歳 法然の弟子となり 出家
    その後 の 10年 ~
    美作国(岡山県)久米郡に 法然生誕地 に誕生寺を建立
    東海道 藤枝宿に熊谷山 蓮生寺を建立
    56歳 京都 に戻り、法然寺 を建立
    57歳 京都府 長岡京市 粟生に 西山浄土宗 総本山光明寺を開基
    63歳 やっと 故郷 の 熊谷郷 に帰る。庵(後の熊谷寺)を建てる。
    1207年 死去 66歳

    直実公の 晩年は 心の平穏 を 取り戻した 様子 で、ほっと しますね。

    改めて 合掌

  • イメージ
    堅実さん
    2023/11/12 20:44
    万物流転  さんへ

    「桓武平氏・平貞盛 の孫・維時(これとき)の末裔現在の 埼玉県熊谷市 の出身
    直実 の 父 直貞の時代から 熊谷郷の 領主となり、熊谷性 を名乗る。
    幼い時に 父を失い、母方の叔父 が 孤児となった 直実 を 庇護。
    幼名 を 弓矢丸 といい、 その名の通り 弓の名手。

    15歳 初陣 保元の乱 
    18歳 平治の乱 討ち死に寸前。 辛くも 東国へ 落ち延びる
    39歳 石橋山の 戦い 
    43歳 一ノ谷の 戦い  戦いの 序盤は 討ち死に 寸前
    40代後半 奥州合戦  獅子粉塵の働き
    50歳代 叔父との 相続争い 領地争い

    戦 も 終わり 武勇 には 優れていても 
    口べたで 世渡り下手 なようです。
    悶々 としたのでしょうか。

    52歳 法然の弟子となり 出家
    その後 の 10年 ~
    美作国(岡山県)久米郡に 法然生誕地 に誕生寺を建立
    東海道 藤枝宿に熊谷山 蓮生寺を建立
    56歳 京都 に戻り、法然寺 を建立
    57歳 京都府 長岡京市 粟生に 西山浄土宗 総本山光明寺を開基
    63歳 やっと 故郷 の 熊谷郷 に帰る。庵(後の熊谷寺)を建てる。
    1207年 死去 66歳
    直実公の 晩年は 心の平穏 を 取り戻した 様子 で、ほっと しますね。
    改めて 合掌 」

    ありがとう、ございます。
    この人は、時代小説の主人公になるでしょう。
    平家物語、法然の弟子、そして親鸞がでてくる。念仏を唱える。やがて歎異抄へと続く。壮大な歴史ドラマになりますね。
    遠藤周作とか、あるいは、誰に頼めば、良いでしょうね。
    日本人の、本当に求める、仏教小説に、なりますね。
    いいアイデアが、浮かびました。



コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。