TOPIX -30 @2,224
日経平均 -668円 @30,602円
米国では、米長期金利(10年債利回り)が再び上昇したため、資本コストの上昇により高PERのハイテク成長株を中心に売られた。そのため、主要3株価指数は軒並み下げたが、特にハイテク株中心のナスダックは2.43%も下げて3日ぶりの大幅反落となった。また、アルファベットは9.5%も急落した。フィラデルフィア半導体(SOX)は4.13%安となった。
本日の東京市場では、日本の長期金利(新発10年債利回り)は0.885%まで上昇してきており、米国でのハイテク株安の流れを受けて東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連銘柄を中心に売られた。日経平均の下げ幅は一時700円を超える場面があった。ビジネスモデル上、長期金利の上昇がネガティブに働く不動産は売られ、ポジティブに働く銀行株や保険株の一部は買われた。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日の長い上ひげを引いた短陰線で強い上げ渋りを示したが、今日はギャップダウンして始まり、長陰線で終えた。昨日のザラバ安値@30,551円に迫るところまで急落した。自律反発狙いの買いによる上昇はたった1日で終った。株式相場の背景がほとんど改善していない以上、反発は4,5日も続かないと見ていたが、たった1日とは意外だった。
波乗り十八番銘柄のN株は、既に買い戻してあった売り玉を昨日の後場、「円月殺法音無しの構え」により再び売り直していたので、今日も良い調整で動きました。明日以降、また長大陰線で急落してきたら「円月殺法音無しの構え」をその「攻撃に対して相応しい」ように構え直します。
33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、電気機器(1位)、不動産(2位)、機械(3位)、精密機器(4位)、その他金融業(5位)となった。