TOPIX +14 @2,254
日経平均 +208円 @31,270円
米国では、予想以上の好決算を発表したゼネラル・エレクトリック(GE)をはじめとしてコカ・コーラなど他の主要企業も軒並み大幅高となった。米10年債利回りが前日の4.83台から4.81%台へ低下したことも追い風となった。
本日の東京市場では、自律反発狙いの買い圧力が強く反発した。東京エレクトロンやアドバンテストなどの値がさ半導体関連株が上昇して日経平均を押し上げた。また、円安・ドル高基調を好感してトヨタなど自動車株も買われた。ただ、中国の不動産大手の債務不履行が報道されており、中国事業の悪化懸念からニデックやファナックなど中国での売り上げ比率が大きい会社の株は売られた。他方、内外の長期金利が上げている中、その恩恵を受ける銀行株には追い風が吹いている。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日は「たくり線」が示現し、その定石が示す通り、本日は反発した。ただ、日経平均は上げ幅を一時400円超まで拡大したが、後場になると失速して上げ幅を縮小した。終わってみると、実体部分の4倍ほどの長い上ひげを引いた短陰線で終えたため、上値では戻り売りの圧力が強力であることを示した。
33業種中27業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、銀行(2位)、輸送用機器(3位)、卸売(4位)、機械(5位)となった。