どこまでがタイミングを狙った投機で、どこからが投資か? そんな境目は一切無く、現金以外は、全部「投機的動機=specurative motive」だというのが、ケインズ投資理論の核心である。
この経済原則に反した、一切のばらまき、市場原理と逆のおせっかいは、ロクな結果を生まないというのが、本来の「新自由主義」の核心だったのだが、言葉が一人歩きするのが怖いものだ。売却益がマイナスなら、利子配当所得課税は、ゼロなのだから、潔く損切りしてまた別の機会を待つ。これ以外に必勝法などあるわけがない。ローソク足にある程度のテクニカルな法則はあっても、それは単なるテクニックだろう。