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ミッキーマウスの人形から 5年9月11日(月)21時29分
眼科の待合室に、ミッキーマウスの首振り人形があった。太陽光で動く人形だ。人が見ていようが、見ていまいが、明るければ、常に首を左右に動かしている。
これを、見ていると、思い出す。かつて、相撲の双葉山という力士がいた。連勝につぐ連勝で、負け知らずだった。しかし有る時、負けてしまった。
その時の双葉山の言葉が「我、まだ木鶏にならず」という、有名な言葉を残した。木鶏は、木で作った、彫り物である。回りに何があろうが、心を、動揺させず、そこに、ただいるだけである。木鶏を人に例えて言ったのである。
もう一つ、中国の戦国時代、ある寺で、敵が攻めてくるので、その寺の修行僧は、皆逃げてしまった。
その寺に、敵の軍勢が襲寄せた。誰もいない寺で、そこに、一人の僧が座禅をしていた。敵の武将は、この僧に尋ねた。
「ほかの僧は、皆、逃げてしまったのに、何故、一人でいるのか」と。
僧は答える。
「今は修行中です。この時に、殺されれば、それで、よしとする」と。
武将は、驚きと感心し、周りの兵に向かって
「この僧には、手を出してはならぬ」と告げた。
この話は、真偽の程は、おいておき、何か事をやろうとするには、其れこそ、命がけで、やるべしということである。
凡人には、なかなかできないことであるが、頭に浮かべるだけでも、多少は違うのでは。
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2件のコメントがあります
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りす栗さん2023/9/12 07:39おはようございます。首振り人形のことをボブルヘッドって呼ぶというのは、大谷くんのことをテレビで取り上げるようになってボブルヘッド人形が話題になったときに知りました。それにしても、ボブルヘッドから「凡人には、なかなかできないこと」に話題を振るとは、凡人にはなかなかできないことかも(-^^-)v
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堅実さん2023/9/12 08:55りす栗 さんへ「それにしても、ボブルヘッドから「凡人には、なかなかできないこと」に話題を振るとは、凡人にはなかなかできないことかも(-^^-)v 」ミッキーマウスの、首を動かす人形を見ていまして、いろいろ、連想したわけです。人は、些細なことで、動揺するということを、言いたかったのです。中国の座禅をして、このまま死んでもよいというのは、そこまでの、覚悟ができるかという、ことになります。これは、まず、普通の人には、出来ないことです。そうとう、訓練(修行)が、必要になります。
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