これ以上一本調子で上げることはなさそう

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +91.74 @33,665.02, NASDAQ -171.52 @13,014.90,  S&P500 -16.33 @4,267.52)。ドル円為替レートは139円台前半での動きだった。本日の日本株全般は503に対して、下落銘柄数は1,270となった。東証プライムの売買代金は3兆7169億円。

TOPIX -15 @2,192
日経平均 -272円 @31,641円

米国株式相場は高安まちまちとなった。オーストラリア準備銀行(RBA)もカナダ銀行(BOC)も予想に反して政策金利を引き上げたため、米連邦準備制度理事会(FRB)も金融引き締めをまだ続けるのではないかと懸念された。米長期金利が上昇し、ハイテク成長株は売られた。

本日の日本株全般は続落した。日経平均の下げ幅は一時400円を超えて500円に迫った。日中の値幅は615円となり昨日の794円よりは小さくなったが、それでもかなり大きい。上値追いには慎重になってきたが、少し前の高値の「残像」があるので、ある程度下げると割安になったと感じて押し目買いが入り、いわゆる「高値波乱」が起こっている。高値波乱が意味することは、これ以上一本調子で上げることはなさそうということである。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の長大陰線を割り込んで始まり、続落して上下に短いひげを引いた陰線で終えた。ザラバでは一時上向きの10日移動平均線を割り込んだが終値では辛うじてその上に留まった。今後はどういう展開になるか。よくあるパターンは2点天井やダブルトップを形成してから本格的に調整する動きであるが、今回はどうなるかは事前には誰にも分からない。トレーダーは相場の背景の変化と株価の値動きに合わせて建玉するしかない。

33業種中23業種が下げた。下落率トップ5は、精密機器(1位)、情報・通信(2位)、その他製品(3位)、不動産(4位)、電気機器(5位)となった。

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