TOPIX -30 @2,206
日経平均 -593円 @31,914円
米国株は小幅上昇したが、本日の日本株全般は大きく反落した。日経平均は高く始まったが、その後は利益確定売りに押されて5営業ぶりに大幅反落した。今年に入ってから2番目の大幅下落となった。本日の反落の背景には(1)この2カ月ほどほぼ一本調子で上げ続けてきたため、特に直前4日間だけで日経平均は1,600円超急騰していたため高値警戒感が急速に高まっていたこと、(2)6月6日に公表された世界半導体市場統計(WSTS)が、2023年の世界の半導体市場見通しを前年比10.3%減の5150億ドルに下方修正したこと、(3)日銀の植田和男総裁が保有するETFの処分について発言したことなどがある。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日の長大陽線を本日はそれよりもさらに大きい長大陰線で完全に包み込んで急反落した。もし、明日、本日の長大陰線の下に沈み込んで始まると暫くは調整が続くと見るのが定石である。但し、必ずしも定石通り相場が動くわけではない。それでも定石に逆らう建玉をすると期待値は確実にマイナスになる。
本日、前場で買い玉はすべて利食い手仕舞いしました(デモ銘柄は除く)。売り建玉はそのままです。
33業種中ゴム製品を除く32業種が下げた。下落率トップ5は、機械(1位)、電気機器(2位)、医薬品(3位)、精密機器(4位)、保険(5位)となった。