手鏡の引退 5年3月20日(月)11時55分

堅実さん

  50年以上使っていた手鏡が引退した。ここまで使うと、捨てるには、忍びない。

 小生の人生を、見つめてきた小さなものである。横15センチ、縦20センチ。ガラス製で、裏は青色。そして、何時しか、その色もあせて、あちこち剥がれている。表から見ると、顔が、ぼやけて見える。


 この鏡は、何時も小生と一緒だった。朝、通勤前に髪をとかす時。日曜日で、外出する前。通信教育で科目試験の度に、旅館で使用した。新婚旅行でも使った。そして定年まで、何とか勤まってが、小生を見つめてきた。衛生管理者の試験の時も、一緒だった。


 正に、小生の人生と共に生きてきた。一昨日、それを引き出しの中に納めた。子供が、これでよければ、形見として残しておきたい。しかし、どうなるか。ガラクタで、捨ててしまえではと、思うかも。


次の手鏡は、100円ショップの鏡である。これが終末の鏡になる。


 

4件のコメントがあります
1~4件 / 全4件
堅実さん
アイビーあずさ  さんへ

お気持ち、わかります。
小生の場合、何時か新しいのを、買おうと思っていたのですが。
そのうち、使っている中に、それなら生涯を共にしようと、思うようになったのです。

今晩は、堅実さん。
私にも同じような鏡があります。
手鏡ではないのですが、学生時代にグループで
遊んでいた友人から口紅などを入れる
箱を頂きました。
楕円をしていて、鏡がついています。
プラスチックなので劣化して、口紅などを入れるほうは
数年前に捨てました。
頭の部分は化粧する時に使いやすいので
今も使っているのですが・・・
数か所ひびが入っているのでガムテープで止めています。

使いやすいので、なかなか捨てれないで使っています(*'▽')
堅実さん
風車の弥吉  さんへ

「手鏡に、映る自分と、共に生き」
お前は、俺の人生を、見つめて、来たな。ありがとう。

こんこん。

  手鏡に 映る老いたる 顔はだれ  季楽庵
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