湯島の白梅 5年2月7日(火)20時42分

堅実さん

 2月となり、いよいよ梅が咲く頃になりました。1月のあの寒さを、よく耐えました。そして春一番に咲く花、梅の花。最初に咲く花だから、この花には、人々の希望が託されるのです。

 さて、舞台は、湯島天神になります。この季節には、境内には、高校や大学受験の、願望をかけた絵馬が、沢山見られます。

 そして話は、「婦系図」になります。主税は、恩師から、「学問の妨げになるから、あんな女とは、縁を切れ」と言われます。

 やむなく主税は、お蔦に、「別れてくれと言います。」

お蔦は言います。「別れろ切れろは、芸者の時、今にわたしには、死んでくれと、言ってください」

 そして、二人は、無言のまま、天神様の横の、本郷の切通しから、坂を下り、上野公園へと、向かいます。寛永寺の鐘が、静かに響きます。夕暮れが迫ってきます。

 その後の、二人の消息は、どうなったか。筆者は、知りません。

 

湯島の白梅 鶴田浩二 山本富士子(初代、ミス日本) 昭和30年芸術祭参加作品

https://www.youtube.com/watch?v=PKNekQzg-C4  

 

(ウイキより)

『婦系図』(おんなけいず)は泉鏡花(いずみきょうか)の小説、これを原作とする演劇・映画。

早瀬主税と芸者お蔦を、師の酒井は将来を考えて別れさせる。婚姻制度を批判した問題小説である。


 

 

18件のコメントがあります
1~18件 / 全18件
堅実さん
nyajyara さんへ

「第宅 → 大学の訂正です。」

了解しました。



nyajyaraさん
第宅 → 大学
の訂正です。
nyajyaraさん
そうですね。

お給料たかいところでしか、nyajaraは働きませんので・・・
英語、スペイン語、中国語(第宅の第二外国語)、日本語を話します。

同年代男性より高給料だったので、周りの男性たちは「もう、何も言えない・・・」と言っていました。
堅実さん
nyajyara  さんへ

そうだったですか。びっくりしました。
いずれの会社も、給料、高いですね。

nyajyaraさん
おはようございます。

nyajaraは、損保に勤務後、外資系の損保に勤務、その後、旅行好きなので外資系航空会社に勤務していました。
で、世界57か国を旅していました。
堅実さん
nyajyara  さんへ

「私はOL時代、帰りに良く湯島で下車して、湯島天神まで行きました。」

そうだったですか。勤めていた時期も、有ったのですね。
小生、「湯島の白梅」と、同じような経験があります。それもあって、ブログに載せたのです。もう、昔の話です。その人、元気だろうかと、時々思います。


nyajyaraさん
こんにちは。

湯島

なつかしい。

私はOL時代、帰りに良く湯島で下車して、湯島天神まで行きました。

今は梅の花ざかりでしょうね。
堅実さん
888ちこ  さんへ

「先日のコメントで「中学生」と書くべきところが「中学性」となっておりました(;'∀')お恥ずかしい限りです(-_-;) 」

こんな事は、小生、度々あります。気になさらないでください。


堅実さん
888ちこ  さんへ

「たぶん「夜叉が池」も「高野聖」も、うちにある泉鏡花全集に載っていると思います^^」

これは、必ず、有るはずです。泉鏡花の代表作というものですから。


追伸
先日のコメントで「中学生」と書くべきところが「中学性」となっておりました(;'∀')
お恥ずかしい限りです(-_-;)

こんばんは。

泉鏡花の文章は読みずらいというか、こうなんか句読点などが、ちょっと他とは違います。
野坂昭如氏の文章にもそれは感じましたが、鏡花の文章は独特過ぎて、分からない感じでいて、それでも読み続けてしまいます。

たぶん「夜叉が池」も「高野聖」も、うちにある泉鏡花全集に載っていると思います^^
読んでみます。

堅実さん
kouboudaisi  さんへ

「ところで、赤看板や前三百貨店が倒産していたのは残念ですw~!
おまけに煥乎堂まで時間の問題で危ないとは!?
歴史のあるお店の筈です。ここは一つ堅実大先輩がひと肌脱いでください。堅実大先輩の知恵と財力があれば、前三百貨、赤看板、ファミレスピノも救えた筈です。地元の商店、旧中心市街地活性化は堅実大先輩の最後の前橋市への貢献として地元史に残ることでしょう!! 」

これは、時代の流れで、どうにもならない事です。西部デパート(西部鉄道系)も、閉鎖です。もう、どうにも、なんないです。中央商店街は、昼間、通行人が、2人くらいです。これでは、シャッター道りに、なるのは、自然現象です。
子供が、2人でキャッチボールで遊んでいて、玉が外れても、シャッターにぶつかるので、遊びやすいようです。
夜間は、一応、照明はついてますが、夜は誰もいないです。
栄華盛衰の物語です。また、飲み屋も200とか有ったのが、15軒くらいですか。こんな事なので、飲み屋の料金も高い。そうすると、お客は、遠ざかる。
思いきって、無料の、1000台くらい駐車できる、大駐車場を、作らなければ、解決できません。しかし、これは、小さな地主の、話し合いが、先ず、まとまらないでしょう。
前橋市の行政で、思い切った再開発をしなければと、思いますが。

こんばんは!何時もコメントありがとうございます。
私などは最近読む本と言えば、東野圭吾、宮部みゆき、山本一力等です!因みに高野聖は大分昔に読んだことがあります。
ところで、赤看板や前三百貨店が倒産していたのは残念ですw~!
おまけに煥乎堂まで時間の問題で危ないとは!?
歴史のあるお店の筈です。ここは一つ堅実大先輩がひと肌脱いでください。堅実大先輩の知恵と財力があれば、前三百貨、赤看板、ファミレスピノも救えた筈です。地元の商店、旧中心市街地活性化は堅実大先輩の最後の前橋市への貢献として地元史に残ることでしょう!!


堅実さん
888ちこ  さんへ

ありがとう、ございます。

泉鏡花の「夜叉が池」は、ある村の湖の主が、村人に恋をしてしまい。
村の中のもめごとに、怒った主(女性)が、洪水を起こし、村を全滅させる物語です。映画では、玉三郎が、湖の主で、当時、話題になりました。

「高野聖」は、修行僧が、山奥のある家に、一晩泊めてもらいます。この家の女主人は、実は化け物で、この化け物と情交をかわした男は、馬とか、ガマガエルとか、こうもりとかに、変えられてしまいます。
その修行僧にも、同じように、女の色香で、誘いますが、修行の身であるゆえに、固くなに、拒絶します。
どうしても、化け物の思うようには、なりません。そのうちに、その女(化け物)は、修行僧に、恋心を抱くようになります。女は、悩んだ末に、滝壺に身を投じて、一輪の椿の花となって、修行僧の前の川に流れてきます。これを見て、察した修行僧は、お経を唱え、この女を慰めたという話です。怖い中にも、人の恋心、かなわぬ恋、それをなだめる作者の意図が感じられます。





こんばんは。

我が家には徳冨蘆花とか泉鏡花などの本があります。
旧仮名遣いなので小学高学年の頃には何が何だか分かりませんでした。
マトモに読めるようになったのは中学性になってからです。

母の弟が買った本なので古いのです。
近頃は全然読んでおりませんが、堅実さまのこのブログを拝見して、俄然と読む気が出てまいりました^^

堅実さん
風車の弥吉  さんへ

なかなか、面白いですね。
泉鏡花は、怪奇小説が多く、「夜叉が池」とか、「高野聖」とかが、あります。化け物の出てくる小説です。

こんこん。

主税=お蔦、師の言葉じゃ、別れてくれろ。

お蔦=あにゃた、そんなつれないことを。

主税=おら、勉学に励み、末は博士か大臣や。

お蔦=あんれぇ、あたしゃあにゃたに身も心も、おカネ迄捧げましたのよ。

主税=お蔦、お互い将来の観点が違う、いくら論じ会っても平行線、時間の無駄やがな。

お蔦=よくもまぁ,男の本心ここに見たわ。もうこうなっては死ぬしかないわ。あにゃた相対死の覚悟を

主税=どっひゃ!ま、待ってくれ、おら死にたくねぇだー。

その後の、二人の消息は、どうなったか。筆者は、知りません。

 

堅実さん
堅実です。

梅の花は、希望なのに、寂しい歌ですね。希望と、寂しさが、同時に出てますね。

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