TOPIX -4 @1,974
日経平均 -105円 @28,052円
米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げ幅を市場の事前予想通り0.50%へ縮小した。これにより政策金利は4.25~4.50%になる。過去4回連続で0.75%の急ピッチで利上げして来たが、ここに来てやっと減速した。但し、利上げのターミナル・レート(利上げの最終到達点)を従来よりも引き上げ、声明文やパウエル議長会見では引き続き積極的な引き締め姿勢を示した。これを嫌気して主要3株価指数は揃って下落した。この流れを受けても、本日の日本株全般は高安まちまちとなり健闘した。FRBはタカ派姿勢を続けているが、米国金利の引き上げと言う長いトンネルの先に明かりが見え始めたと言える。来年後半に入るとトンネルを既に抜け出ているかもしれない。
日経平均の日足チャートを見ると、前日比で小幅に下げたが、上ひげを引いた短陽線で終え、且つ、上向きの25日移動平均線の上に留まった。健闘したと言えるだろう。
33業種中18業種が下げた。下落率トップ5は、サービス(1位)、電気機器(2位)、精密機器(3位)、金属製品(4位)、化学(5位)となった。