上向きの25日移動平均線に辛うじてタッチするところまで戻した

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大きく下げた(DJIA -482.78 @33,947.10, NASDAQ -221.56 @11,239.94, S&P500 -72.86 @3,998.84)。ドル円為替レートは136円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株については、株価指数は上げたが、下げる銘柄の方が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が723に対して、下落銘柄数は1,044となった。騰落レシオは103.97%。東証プライムの売買代金は2兆5865億円。

TOPIX +2 @1,950
日経平均  +65円 @27,886円

11月の米ISM非製造業総合指数(PMI)(56.6)が前月分(54.4)や市場予想(53.3)をやや上回った。これを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げの長期化が再び強く意識された。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ幅は過去4回連続で0.75%だったものが0.50%へ縮小されるという見通しは依然として継続しているものの、利上げの想定最終到達点は5.0%強まで高まった。これを嫌気して米国株は大きく下げた。この流れを受けて、本日の東京市場では日経平均は安く始まったが、円安・ドル高と中国における新型コロナウィルス対策の規制緩和の報道を好感して、日経平均は小高く終えた。ただ、ファーストリテイリング1銘柄だけで日経平均を約60円押し上げたので、この銘柄を除外すれば、実質的にはほとんど上げなかったことになる。

日経平均の日足チャートを見ると、前日比下げて始まり陽線で終え、上向きの25日移動平均線に辛うじてタッチするところまで戻した。明日以降、25日移動平均線を明確に回復できるかどうかに注目している。

33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、保険(1位)、鉄鋼(2位)、その他製品(3位)、銀行(4位)、卸売り(5位)となった。

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