●中央経済工作会議は12月８日から開催

[曹操さん]

 

景気刺激のための具体策が発表される予定の同会議が、いよいよ開催される。市場では期待感が先行しており、先週金曜日の香港市場は続伸して引けている。８日（月）も好地合いが継続すると思っていたが、５日の米国雇用統計が最悪の数字が出たためなんとも言えない。ただ、米国市場は５日（金）の原油価格が大幅下落したことを好感し、プラスで引けている。セオリーでは日本市場も続伸して始まることが予想されるが、波乱要因として問題の円高がある。ドル資産解消売りによるリスク回避のための円買いがどこまで行くかによって８日の市場の方向性が定まってくる。過度に円高が進行し、1USドル90円を超えて円高になった場合、輸出関連企業の業績悪化懸念から日本株は一気に売り込まれる可能性がある。そうなってくると香港市場にも、その悪影響が及ぶのは必至。８日のドル円の寄り付きが気になる.....。ファンドマネージャーが市場の波乱を狙ってくるならば、ドル売り円買いのポジションをあえて仕掛けてくるかもしれない。その時援軍として日本当局が為替介入に動いてくればいいが。可能性を想定してもきりがない...。中国株二季報2009年春号/T&Cフィナンシャルリサーチ￥3,150Amazon.co.jp