TOPIX -18 @1,855
日経平均 -398円 @26,174円
米ダウ工業株30種平均が続落して年初来安値を更新し、さらにアップルがiPhone 14の増産計画を撤回したとの報道が加わり、東京市場ではアップル関連銘柄とされる電子部品銘柄は勿論、海運、鉄鋼、自動車などの景気敏感株を中心に売りが急増した。米長期金利(10年物国債の利回り)は一時4.0%を超え、景気下押し圧力が増すとの懸念が高まった。日経平均の下げ幅は一時600円を超えた。
日経平均の日足チャートを見ると、長い下ひげを引いた長陰線で終え、今回の下げ局面の安値を更新した。ザラバでは7月1日安値@25,841円に迫る勢いで急落した。ここまで下げてくると、次に意識される下値支持線は6月20日安値@25,520円である。本日の長い下ひげから判断すると、これ以上の下げに対しては押し目買いが急増することで強く下げ渋ると見るのが定石である。但し、リスク資産である株を投げ出したくなるような強力な悪材料が飛び出してくればもう一段の下げもありうる。
33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、不動産(2位)、鉄鋼(3位)、小売り(4位)、保険(5位)となった。