上値は重いが大きく崩れそうな兆候はまだない

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅高となった(DJIA +18.72 @33,999.04, NASDAQ +27.22 @12,965.34, S&P500 +9.70 @4,283.74)。ドル円為替レートは137円台に入るほどの前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,077に対して、下落銘柄数は650となった。騰落レシオは123.72%。東証プライムの売買代金は2兆3963億円。

TOPIX +4 @1,995
日経平均 -12円 @28,930円

米国株式市場では主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体指数(SOX)が2%超上げた流れを受けて、本日の日本株では東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連銘柄が買い先行で始まった。前場では日経平均は200円超上げる場面があった。米セントルイス連銀のブラード総裁が「(市場が織り込む利下げ観測は)間違いなく時期尚早である」と発言し、早期の利下げ感想を牽制した。そのため、外為市場では、円安・ドル高が進行し、一時137円台を付けた。これにより自動車関連銘柄の一部が買われた。ただ、米カンザスシティが来週開く経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でどんな話が出てくるかを見極めたいという雰囲気が強く、上値は重かった。

日経平均の日足チャートを見ると、高く始まったが下げて終わり、陰線となった。しかし、大きく崩れなかったため、今日のところはまだ上へ行こうとする気配を感じる。本当に調整する時は10日移動平均線を割こみ、その下で推移する。

33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石油(1位)、鉱業(2位)、パルプ・紙(3位)、非鉄金属(4位)、電気機器(5位)となった。

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