6月9日の戻り高値@28,389円の目前まで戻して来た

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +76.65 @32,803.42, NASDAQ -63.03 @12,657.56, S&P500 -6.75 @4,145.19)。ドル円為替レートは135円台前半の先週末比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が894に対して、下落銘柄数は867となった。騰落レシオは129.80%。東証1部の売買代金は2兆7090億円。

TOPIX +4 @1,951
日経平均 +73円 @28,249円

ハイテク株が多いナスダックが下がり、その流れを受けて本日の東京市場は日経平均が安く始まった。しかし、次第に切り返して後場には日経平均の上げ幅は一時100円となった。ただ、さらに上値を買い上がろうという動きはなく、7月10日に発表される7月の米消費者物価指数(CPI)が金融政策にどのような影響を与えるか見極めようとしている。

7月5日に発表された米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場の予想以上に増加し、失業率は新型コロナ流行の前の水準まで回復した。これを受けて、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)が9月にまた0.75%の利上げを実施すると見て、為替相場がそのシナリオを織り込みに行き円安・ドル高となった。

日経平均の日足チャートを見ると、小幅だが4日続伸した。6月9日の戻り高値@28,389円の目前まで戻して来た。このまま上に突き抜ける確率はざっくり50%、再度下へ弾き返される確率が50%と見ている。

33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、石油・石炭(2位)、金属製品(3位)、医薬品(4位)、銀行(5位)となった。

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