TOPIX +5 @1,931
日経平均 +147円 @27,742円
シカゴ連銀のエバンス総裁は、9月の次回FOMCでの利上げ幅は0.5%が妥当であり、物価指数が上振れするなら0.75%もありうると述べて市場の早期利下げ期待を牽制した。この発言により、米長期金利は上昇し、日米金利差は前日の2.4%前後から2.6%程度へ再拡大した。同時に昨日、台湾を巡る地政学リスクの上昇懸念から円高・ドル安となったが、ドル円相場はまた円安・ドル高の方へ振れた。日経平均は一時200円超上げたが、上値は重かった。
日経平均の日足チャートを見ると、10日移動平均線を僅かに割り込んではいるが、7月26、27日の安値@27,525円を割り込まずに持ち堪えている。粘って上抜けするか、或いは力尽きて再度下値を模索するか、米長期金利の動向に大きく左右される。
33業種中19業種が下げた。下落率トップ5は、電気・ガス(1位)、不動産(2位)、建設(3位)、その他製品(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。