シテイ救済策で底入れか

[映画ずきのしんちゃんさん]

２４日のＮＹダウは、８４４３．３９（＋３９６．９７）。 日足の転換線８１８６を突破したが、基準線８５５１までは結局届かなかった。２１日の安値７４４９を目先底にして反発している形であるが、１４日の直近の高値８９２３あたりを抜いてこないとまだ安心感はでない。ただ日足のＲＣＩは底打ちの兆候があり、週足のＲＣＩもかすかに上昇しつつあるので、下げ止まる期待は多少でてきていると思う。
為替も９７円まで戻してきている。９３．５８で底を打ち、転換線９５．９４、基準線９７．１７近辺まで戻しており、底打ちする可能性がでてきている。

日経平均は週末上昇していたが、ＮＹダウの上昇をうけて、二番底の形成が期待される。転換線８２３１、基準線８２５８を一気に超えてくれば、安心感が広がるであろう。

先週末にはシテイが倒産株価まで落ち込んでいたが、政府が資産２９兆円に政府保証をするといったシテイの救済の枠組みを示したこと、さらにオバマ氏がガイトナー、サマーズなどの経済閣僚人事を発表、同時に大型の景気刺激策を示唆したことを好感し、大きく反発した。政策への期待と実体経済の悪さが綱引きするという局面である。不良資産と良好な資産を区別して不良資産を事実上買い取るような形になっていることで、正しい処理方向に向かっていると思われるが、どれくらいの不良資産がでてくるかその総額はまだ不透明である。