下値支持線手前で3日連続陽線で下げ渋り

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は大幅続落した(DJIA -450.02 @34,265.37, NASDAQ -385.10 @13,768.92, S&P500 -84.79 @4,397.94)。ドル円為替レートは113円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,527に対して、下落銘柄数は582となった。騰落レシオは94.27%。東証1部の売買代金は2兆6447億円。

TOPIX +3 @1,930
日経平均円 +66 @27,588円

米国株が大幅続落したので、日本株全般もその流れを受けて売り先行で始まった。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。しかし、27,000円台前半まで下げると、業績見通しは良いため値ごろ感から主力銘柄を中心に買いが増えて切り返し始めた。

石油・石炭、紙・パルプ、鉱業、ゴム製品など市況業種や銀行に対する空売り比率が50%前後まで上げて来た。これらの業種は、一旦、相場全体が反発モードに切り替わると、踏み上げ相場に発展する可能性が高くなる。

日経平均の日足チャートを見ると、下げて始まったものの、切り返して陽線で引けた。これで3日連続陽線となった。昨年8月20日安値(=下値支持線)に近づくと明らかに下げ渋っている。大きな売り材料が出尽くすと、或いは悪材料に慣れると、ある程度の自律反発ありそうである。

33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、海運(2位)、銀行(3位)、ガラス・土石(4位)、繊維製品(5位)となった。

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