2日連続で陽線となったが、下ひげでは前日の安値を更新している

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続落した(DJIA -313.26 @34,715.39, NASDAQ -186.24 @14,154.02, S&P500 -50.03 @4,482.73)。ドル円為替レートは113円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げるの方が銘柄がやや多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,170に対して、下落銘柄数は920となった。騰落レシオは92.92%。東証1部の売買代金は2兆9873億円。

TOPIX -11 @1,927
日経平均 -251円 @27,522円

米国株式市場では主要3株価指数が揃って下落し、この流れを受けて東京市場でも売り先行で始まった。前場では日経平均は一時600円超の下げ幅まで下落した。外為市場では円高・ドル安方向に動き、自動車などの輸出関連銘柄の下げが目立った。しかし、売りが一巡すると買戻しが入り下げ幅を縮小した。高まるインフレと金融政策の引き締めがほぼ確実となってきた今、米長期金利は上がることはあっても逆回転して下げ続けることはないだろう。ハイテク成長株には大きな向かい風であり、バリュー株には相対的に追い風となる。

日経平均の日足チャートを見ると、2日連続で陽線となったが、下ひげでは前日の安値を更新しているので、下げ渋りながらもまだ下値がしっかりと固まったわけではない。昨年10月6日安値@27,293円が下値支持線として意識される。もしこれを終値で割り込むと、8月20日安値@26,954円がその次の下値支持線となる。

33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、銀行(1位)、鉄鋼(2位)、機械(3位)、ガラス・土石(4位)、金属(5位)となった。

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