TOPIX -28@1,978
日経平均 -365円 @28,124円
米国株式市場ではブレイナードFRB理事の発言を受けて米金利の先高観が強まり、ハイテク成長株が大きく下落してナスダックが大きく下げた。この流れを受けて、東京市場でも売りが優勢となった。また、日銀が発表した2021年12月の企業物価指数は前年同月比8.5%上昇し、資源高・円安による輸入物価の上昇もあり、国内物価の上昇が株価の悪材料として意識され始めた。さらに、ドル円レートが円高・ドル安に動いたことで輸出関連銘柄が売られた。これらを背景に、日経平均は一時600円近く下げる場面もあった。
日経平均の日足チャートを見ると、大きくギャップダウンして始まり、さらに大きく下げたが切り返して長めの下ひげを引いた陰線で終えた。昨年12月1日を起点に安値も高値も切り上がる上昇トレンドを描いていたが、今日、直近の安値を割り込んだことでその基調が崩れた。長い下ひげをひいているのでまだ上に行こうとする力は残っているが、目先は弱そうだ。
33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、サービス(1位)、不動産(2位)、機械(3位)、電気機器(4位)、その他製品(5位)となった。