東京株式（前引け）＝売り買いともに手控えでもみあい

　２０日前場の東京株式市場では、日経平均株価が前日比５円２３銭安の１万９３８６円３７銭と小幅続落した。前場は、前日終値を挟んでほぼ５０円という極端に小幅なレンジでのもみあい商状となった。全般手掛かり材料不足に加え、海外投資家のクリスマス休暇入りで市場参加者が減少しており、売り買いともに手控えムードが強まっている。

　東証１部の売買高概算は８億６０５４万株、売買代金概算は９９４１億３００万円。値上がり銘柄数は８９９、対して値下がり銘柄数は９５４、変わらずは１４６銘柄だった。

　個別銘柄では、東証が１９日に特設注意市場銘柄の指定を継続すると発表した東芝<6502.T>が売られ、ヤマハ発動機<7272.T>、ＳＵＭＣＯ<3436.T>も安い。また、メガバンク３社も値を下げ、野村ホールディングス<8604.T>、第一生命保険<8750.T>など金融関連も軟調。さらに、国際石油開発帝石<1605.T>、川崎重工業<7012.T>、旭硝子<5201.T>も軟調な推移となっている。半面、アサヒグループホールディングス<2502.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>、任天堂<7974.T>、コマツ<6301.T>、東京製鉄<5423.T>が個別に買われている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）