socialcolorさんのブログ

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サイコロは記憶を持たない

突然ですが、ルーレットで何度も赤が続いた後に黒に賭けるというような、過去のリズムを未来の予測に使用する、といった行為をしたことはありませんか?
いかさまでない限り、ルーレットの過去の目がどうであれ、それは今回の出目に何ら影響を与えません。よって、何度も繰り返し同じ目がでることがあっても不思議でもなんでもありませんから、この行為で勝とうとするのは何の根拠もなく間違っています。(この考えを’ギャンブラーの誤謬’と呼びます。)
これほど単純ではありませんが、一般的な経済学でも効率的な市場においてはこの考え方は正しく、よって明日の市場の上げ下げは解らない(市場にフリーランチは無い)と考えられています。※
でも本当にそうでしょうか?
市場は人の思惑(思い込み)により形成されます。それは取りも直さず、偶然ではなく人為的であり、合理的でない間違った考えも含まれるということです。ならば、それを少しでも予測できれば、偶然の確率以上に勝率を上げることが可能となるはず。
’サイコロは記憶を持たない’けれども、’市場は記憶を持つ’と考えられるのではないか。頭脳明晰な経済学者に金持ちがいない(?)のは、市場に参加する人が全て自分のように優秀だという勘違いにあるのかもしれません。
ヘッジファンドの解約、ポジション調整(?)により乱降下する昨日、今日の株式市場を見るにつけ、そんな取りとめもないことを考えてしまいます。
ちなみに、今回の相場では、未練があり処分しきれなかった持ち株の暴落のために、今年の含み益はほとんど吹っ飛びましたが、ヘッジファンドに負けて今売るのは癪に触るので、こうなったら騰がるまでとことん付き合います。(ほらね、こういう人も一杯いるのですよ、野口悠紀雄先生。)

※今週の東洋経済に経済学者の野口悠紀雄氏が「バフェットが金持ちになったのは偶然という考え方もできる」、というような投稿を載せておられました。(そこまでは、まあ理解できるとしても、「大地震が起きた地域に、もうしばらく起きないだろうと考えて家を建てるのはナンセンスだ。」と言う考えには?です。)
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登録日時:2007/08/10(23:53)

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このブログへのコメント

1~6件 / 全6件

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    2007/08/11(00:14)
    『行動ファイナンス』という言葉の意味を知った時に、
    初めて、
    それまでの経済学が心理学を無視していたことを知り、
    えらく驚きました。
    経済から人間を引いたら何が残るのか不思議です。

    市場は常に間違える。
    今週の相場を見ると、本当にそう思います。

    もちろん、先週も間違いの中で成立していた相場ですし、
    来週もそうでしょう。
    大勢の人が間違えたり、
    市場への影響力が大きい人が間違えれば、
    その方向へ市場が動くのだと思います。
    いろんな『間違い』の均衡点に落ち着くのでしょうね。
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    2007/08/11(00:19)
    >サイコロは記憶を持たない’けれども、’市場は記憶を持つ’
    おっしゃるとおりだと思います。

    >頭脳明晰な経済学者に金持ちがいない
    たしかに、日本の経済学者の中で優れた投資家でもあるという人の名はあまり聞きませんね。
    海外だと株式投資にも優れている経済学者はけっこういて尊敬されていると思います。
    代表例はケインズかと。

    それからバフェット氏の件、
    偶然なのかそうでないか、投資回数が少ないため統計的には評価できないという面はあるんでしょうね。
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    2007/08/11(00:27)
    株育成計画2さん

    全くその通りですね。
    行動経済学の考えが発表されたのち、効率的な市場なんてものは幻想だと気が付いてるはずなのになかなか認めようとしない頭の固い学者も、最近、市場は’比較的に’効率的だ、とか言い方を変えてきてて、なんだか笑ってしまいます。
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    2007/08/11(04:51)
    >市場は人の思惑(思い込み)により形成されます。それは取りも直さず、偶然ではなく人為的であり、合理的でない間違った考えも含まれるということです。
    市場の難しさはまさにそこに集約されますよね。どう考えても正しいと思われる行動が市場では支持されない、誤った行動でも他の大多数が同じ行動をとれば結果がついてくるという、一般常識とは違う世界です。

    「赤信号、みんなで渡れば…」の世界でお金がバンバン動いているという、参加していないものから見ると信じられない世界ですからね。ですから、最近の私の投資行動は「赤信号、みんなで…」の先頭で動いてやろうというのが基本になっています。買われるなら先に買ってやろう、売られるなら真っ先に売ってやろう、ということですね。言うは易し、やるは難しですが、問題はそのあとにみんなついてきてくれるかです。ついてきてくれれば大成功ですが、ついてきてくれなければ笑い者になるだけです。

    今回の暴落では直前に売ることが出来て難を逃れましたが、きわどいところでした。買った銘柄はS安であっという間に買値を下回ってますし、まったく油断のならない相場です。

    まだまだ不安定な相場が続きそうですが、大衆の動きに惑わされず、自分の投資スタンスを堅持して大波に飲まれないようにしていきたいと思います。
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    2007/08/11(07:45)
    さのさん

    いつも的を得た日記、拝見させてもらっています。

    >海外だと株式投資にも優れている経済学者はけっこういて尊敬されていると思います。
    そうですよね。その代わり、LTCMを破綻させたマイロン・ショールズ、ロバート・マートンなんてのもいます。
    結局、どんなに凄い理論を展開しても、万能ではなくて’運’に左右される(ところが残る)ということでしょうか。(と自分の無力を納得させます。)

    ヨッシーさん

    毎度です。(関西風ですいません。)
    それにしても、今回の日本カーボンの取引は鮮やかでしたよね。頭もシッポももらうという感じでした。
    それに比べ、処分する銘柄を見事に間違えて、それにより感情的になった私は、今回、反省しきりです。
    でも、10日のホールドは、利益を度外視した換金のためだけの売りで、少し戻すはずとの判断で、感情オンリーでもないんですよ。(と見苦しい言い訳です。)

    読んで頂いている皆さんへ

    いつもありがとうございます。
    毎回のコメントに対する返事が出来ないことがありますが、何卒、ご容赦の程お願いいたします。
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    2007/08/14(19:02)
    非常に興味深い内容でした。私が親しくさせていただいている株式市場関係者の方々とアナリスト時代に同じような会話をよく飲みながらしたことを覚えています。

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