アルメイダ☆さんのブログ

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去年の8月後半の下落の節目が意識される

今年一発目の投稿は相場分析と戦略。

タイトルの通り終値ベースの数値でいうと17500円割れの水準が意識されるだろう。
当時の日経平均EPSは1250~1260円ほどだったように記憶している。
つまり、丁度PER14倍前後で反転し、その辺りが短期的な底であった。

私は原因がよく分からないのだが、今の日経平均EPSは弱冠低く、1210円くらいになっている。
一時的要因での下落だとは思うが、その分をPER14倍で計算し直すと、17000~16900円ほどになる。
その辺りは今の日経からあと700ほどで到達してしまう。

さて。では8月後半の上海ショックと今回の下落の材料を比べる必要があるだろう。
もし、今回の悪材料の方が軽いと見込むならば買うチャンスとなるからだ。

今回は前回と比べ中国の指標や株価の下落が原因の1つではあるが、直接の原因では無いように思える。
売買動向からも外国人が12月に売りに回ったことからも、大口の各ポジションの変更が原因に思えた。
OPECで減産がなされないことや、米原油輸出解禁やイラク原油輸出受け入れ緩和措置による原油価格の不安定さ。それが今回の最も大きな悪材料ということで意識はされているし、上海のサーキットブレーカー。またはサウジアラビアとイラクの緊張の高まりや北朝鮮の水爆懸念。・・それら様々な事が株価に影響しているように見える。
しかし、所詮は大口のポジション整理だったり等の需給で動いたにすぎないのではないか?というのが私の見立て。

実際にアメリカや日本の経済指標は悪くないし、今後も急な利上げをしない限りは成長していくという予想が多数。
年末にアナリストがアメリカ利上げを決定し、年4回の利上げを道筋を示した際は、ほとんどのアナリストはドル高円安や株価上昇を予想していた。
また、9~10月頃のFOMCにてアメリカ利上げをしないことが下落の要因にもなったりした。
つまり今の動きは少しちぐはぐ間が出ているように見える。

本来は目に見えないリスクが潜んでいるという不安が増幅され、先を織り込む形で株価が下落する。
だから去年の8月9月は私はむしろ利益を出せた。
今回はどちらかというと株価や原油が下落しているからリスクがあるのかもしれないという逆説的な要素で下落しているように感じる。
つまり、先程書いたように単なる大口の需給要員が大きいという予想だ。

そのような相場ではどうすればようかというと、買い目線でチャンスを伺うのがよいと思う。
買いたい銘柄が見当たらないならばコールOPを買っておくのも良いかもしれない。
私の場合は既に買いたい銘柄は買ってしまっているので来週から少しずつ売りの量を減らして全体で買いが多くなるように調整する予定。
一応、買いに傾けるだけだと、更に逆に動いたときに大きく損をしてしまうのでプットOPを買うことは大事だろう。

来年も業績が向上するのであれば日経EPSは上昇するはずだ。仮に1350円ほどのEPSでPER16倍を見込むと21600円になる。
そう思えば今はチャンスに見えてくる。

逆に今回の下落の方が前回より深刻と感じたならば下落のメドはどのくらいだろうか?
それは日経やダウなどのEPSが上昇や横ばいではなく下落(リセッション入り)かどうかによってまったく違ってくる。
横ばい以上ならば一時的に日経平均PER13や12倍までは見ておいた方がいいかもしれないが仮にそこまで下落するならばそれはかなりチャンスに思える。
世界ではアメリカ以外では今だに金融緩和拡大の余地があるからだ。アメリカだってやろうと思えば再び金融緩和をすることも出来る。

しかし、リセッション入りと読むならば、買いは様子を見た方が良い。
売りで入るのも慎重にしなければならない。先程書いたように金融緩和を発表されると多大な損失に繋がる。
今のところはリセッションは見えていないが、注意深く監視する必要はある。

私は最近は年末から1月にかけての予想外れたので先物や為替の分は損失となっている。株はニュートラルポジの為横ばい。
幸先のよいスタートとはならなかったが、最近の値動きはチャンスだとは思っているので、少し攻めの姿勢で挑む。
3件のコメントがあります
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    futuredreamさん
    2016/1/10 08:16
    拝見させていただき、ありがとうございます。

    私は、日経平均は19000あたりでの気迷いから下落を選択したこと、6っ月高値県にタッチしただけで下に向かったことを要注意とみています。

     アメリカ経済も好調が伝えられてますが、株価はやっぱり高値圏でのもみ合いから下に向かった形をとっているので要注意かなと。

     PERとかはあまり考えていません。トレンドの変化に気を付けたいと思っています。
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    montontonさん
    2016/1/10 12:09

    来期の業績は8%程度の増益と予想されていますから、

    17年3月期のEPSは1300円前後と予想されます。

    PERを15倍前後とすれば居心地の良い水準は2万円前後となります。


    これも業績次第で上振れしたり、下振れしたりしますから、

    世界経済の動向や企業業績の動向からは目が離せないと思います。

    今は業績が下振れするとの予想から相場にも下押し圧力がかかっているのだと思います。


    相場は短期的には思惑と需給で上下に大きく振れますが、

    中長期的にはファンダメンタルズに収束します。

    短期的な指標に振り回されると取れるべき利益も取れなくなるような気がします。

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    アルメイダ☆さん
    2016/1/12 00:33

    >futuredeeamさん

    今の株価が19000円水準ならまだしも現在の17000円強の水準は様子見すべき時期は過ぎたと思っています。

    そして日経19000円の水準は高値圏とは私は思っていません。単なる需給の崩れとみています。


    >montontonさん

    日本の業績は為替に大きく左右されるので、成長率8%を実現するには年初からの円高が早く是正されないと日経平均EPSに響くでしょうね。

    短期の指標でいえば中国の経済指標悪化と世界経済の見通しが下方修正された事が気がかりではありますが、

    欧州やアメリカを中心とした先進国が好調であれば今回の下落はチャンスと私は思っています。


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