電通が自己株式の売却と公募増資で最大1200億円を調達

[TAROSSAさん]

電通は、自己株式の売却と公募増資などで最大1200億円を調達するそうです。

海外戦略を加速するために、借入金を返済して財務体質を改善する必要があると判断し、銀行借り入れで賄っていた英広告大手イージスの買収資金に調達資金の全額を充当するそうです。

電通が増資をするのは2001年の上場以来初めてとのことです。

 

発行済み株式数の10％に当たる2900万株の自己株式を証券会社を通じて国内の機関投資家と個人投資家、海外の機関投資家に売却すると同時に、国内外で合計800万株の公募増資を実施するそうです。

価格は22日から24日までの間に決め、需要動向に応じて最大300万株を追加で売り出すそうです。

 

自己株式の売却で需給が悪化する懸念があるうえ、発行済み株式数は最大４％増える見通しで１株利益が希薄化するものの、昨年７月にイージス買収を発表してから株価が５割強上昇しており、資金調達の好機とみた側面もあるようです。

 

電通は今年３月末に約4090億円を投じてイージスを子会社化しており、そのうち約2000億円を銀行からの短期借入金で賄ったそうです。

負債の増加に伴い財務の健全性を示す自己資本比率は同３月期末に27％と、前の期末に比べて18ポイント低下していたそうです。

 

電通はイージスの買収で海外の顧客を一気に広げており、各国の顧客に応じたサービスを提供するため、イージス買収後もマーケティングやデジタル広告の制作技術を持つ企業のＭ＆Ａを実施しているそうです。

 

需給の悪化＆希薄化で株価が下がるか、財務体質の改善で株価が上がるか、どちらでしょうね。

前者の可能性の方が高いでしょうかね。

 

4324：3,475円

[montontonさん]

自己資本比率が４０％台から２０％台に大幅に低下してしまいましたから、

背に腹は替えられないところなんでしょう。

 

このまま放置すると現在ダブルＡの格付けがシングルＡに格下げされ、

資金調達コストが高くなる恐れがでてきたので、

増資を急いだのかもしれません。

 

財務諸表を見るとちょっと無理な買収をしたのかなという感じもします。

[TAROSSAさん]

montontonさん こんばんは。

 

やはり今日は株価が下がってしまいましたね。

しかも320円も。

 

市場からは厳しい判断が下されたようですね。