DRAGON'さんのブログ

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シェールガス開発に出遅れる露ガスプロム-水圧破砕で敗者か

 まぁロシアは今までやり過ぎましたから。

 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M5ZS116JTSE801.html

 ”天然ガスブームに沸く米国がロシアを揺るがせている。シェール(頁岩層)を掘削する水圧破砕の技術開発で国営ガス会社ガスプロムが世界最大の敗者になるリスクが高まっている。

 

 米国はもはやロシアのガスを当てにしなくてもよくなっている。プーチン大統領は北極圏でガスプロムが開発を進めているシュトックマン・プロジェクトの救済に全力を挙げている。世界最大のエネルギー消費国、中国も国内のシェール開発に力を入れており、ロシアからパイプラインを敷設することに消極的だ。ガスプロムの輸出は年初来で約14%減少しており、株価は8.9%下落した。

 

 ロシアには約13兆ドル(約1000兆円)相当のガス鉱床があり、10年前には不可能だったシェール開発によって米ペンシルベニア州や中国で進んでいるエネルギー革命の大きな影響を受けざるを得ない。ガスプロムはガス生産で最大手だが、1991年の旧ソ連崩壊以降で最も厳しい市場環境に直面している。米エクソンモービルなどの競合企業が新技術の開発でリードしガスプロムの売り上げが低下しているためだ。

 

 元BP幹部で現在は世界のガス市場のコンサルタントを務めるアンディ・フラワー氏は「ガスプロムはシェールガスに関して現実を直視していないようだ」と述べた。

 

 プーチン大統領は4月に国内のエネルギー各社に対しシェールの開発に「挑戦」するよう指示した。今週サンクトペテルブルクで行われる国際経済フォーラムの開幕前のコメントで、北極圏シュトックマン開発を推進するよう呼び掛けた。

 

 ガスプロムのアレクセイ・ミレル最高経営責任者(CEO)は21日、仏トタル、ノルウェーのスタトイル首脳とシュトックマン・プロジェクトの新株主合意を目指しつつ月末までに同計画をどうするか決定するために協議した。トタルとスタトイルは同計画の49%の権益を握っている。

 

 エネルギー政策研究所(ワシントン)の調査担当シニアアナリスト、ベン・モンタルバーノ氏は、シェールガス革命についてガスプロムが「適応するには苦痛が伴うだろう。生産見通し、価格決定力、売上高に響く」と述べた。

 

 ガスプロムは世界のガス市場に対するシェールの脅威について、欧州の需要は堅調が続き、過剰在庫による米国のガス価格急落は一時的だとして一蹴している。”

 ぶっちゃけ、ロシアは天然ガスを自国のエゴを通すためのエネルギー兵器として使いすぎましたから。(値段交渉の際も一方的でしたしね)

 ガスプロムから手を切り離せるなら喜んで手を切る方が多数派なんじゃないですかね?

 もしも予想通り推移して今後、ロシアの一人負けになったら大層な見物になりそうですが…さて?

2件のコメントがあります
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    何か僕にはよく分からないですが、これで資源価格が安くなるんなら、エネルギー輸入国の日本にとっては朗報なのかな?笑
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    DRAGON'さん
    2012/6/23 13:44

     マーリンエンジンさんへ

     

     こんにちは。コメントありがとうございます。

     アメリカのシェールガスに関しては、調べてみたら基本国内、輸出分にしてもTPP参加国優先とロシアとある意味変わらない戦略物資扱いで進めていく様です。

     

     …やはり、持っている側が強いって事ですかねぇ…。

     

     では、失礼します。

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