映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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腰折れの危険

8月11日の日経平均は9292.85(-258.20) 雲、転換線の下で、基準線9449を割り込んだ。ボリンジャーはマイナスσ9368を下抜け、MACD RCIは下降。週足は転換線9671を上抜けるのに失敗しマイナスσ9389も割り込んだ。週足MACDは底ばい、RCIは底打ちしているものの、週足ボリンジャーのバンドは狭まっている。中期的な上昇基調転換にいたるまえに目先の上昇の勢いが失速してしまった形である。直近安値9176、11月安値9081円近辺で下げどまれるかどうかが問題だが、為替の動きをみると、予断を許さない。

ダウは10378.83(-265.42)なお基準線10189の上だが、転換線10533、雲の上限10436を一気に割り込んで、ボリンジャーもTP(25日)10406も下抜けてしまった。MACD RCIは下降。週足も基準線10436を一気に割り込み、プラスσも割り、中期の上昇基調が腰折れしそうな形勢である。

ドル円は85.38雲、基準線、転換線の下、ボリンジャーはマイナス2σ84.87の近辺にきており、 MACD RCIは下降だが。RCIはそろそろ底に達する。11月の安値84.79の攻防になっているものの、下降の勢いが強くなっており、安値を割り込んで、80円をめぐる攻防になる可能性がでてきた。

景気先行きに対する不安感が広がり、日経平均もダウが急落。アメリカの10年もの国債の金利が下落を続けており、金利差縮小をうつして円高に動き、日経平均には苦しい展開。チャートからみると、日経平均は中期的上昇転換に失敗、ダウも中期的上昇には赤信号がついて、腰折れの危険がみてとれる状況になってしまった。

長期のトレンドをみると、ダウの月足MACDは、底打ち上昇の過程にあり、この流れ自体は変わっていないと思われるが、MACDがゼロラインをこえられるかどうかの節目にあたる。今日の下げは、月足の転換線10436を下に抜けてしまっており、10400あたりの水準を回復できないと、長期の上昇トレンドも一服しそうな節目にあたる。日本の長期のトレンドは、ダウより形が悪く、まだ月足転換線にも届いていない。もっとも月足MACDはやはり底打ちしており、底打ち上昇の過程にあると思われるが、MACDがシグナルと交差する水準にあり、この水準を大きく下抜けてしまえば、長期もかなり辛くなる。
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