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2011年の経済

先日、私的勉強会があり、そこでの議論で印象に残ったこと、思いついたことをいくつか書いておきます。
①ギリシア、ポルトガル、スペインなどPIIGSはユーロの行方を大きく変え、2011年の経済減速は避けられない。1929年の恐慌は、29年と31年の2つのショックがあった。31年は欧州の銀行危機。今回の危機は、2007年7月と2008年9月という2つという見方が主流だが、実は、2008年9月と2010年5月という見方をすべきなのではないか。
②朝鮮半島はすでに戦争状態。中国が北朝鮮を仕切るか、韓国が結局統一できるか。中国の影響力のもとに置かれることになると思うが、問題は、北朝鮮の移民を日本がどの程度受け入れ、それを活用できるか。日本政府はシミュレーションを行うべきだ。
③日本の産業構造ビジョン、日本の成長戦略が提出されているが、全体論に関してはコンセンサスができつつあるのではにないか。しかし、何をきっかけにして成長戦略が具体的に展開されるようにするのか。実物経済の成長なくして金融経済の発展なし。取引所の整備の動きが報道されているが、枝葉の話。
④資本市場における投機の過剰は問題だが、ではどうするのか。投機を制限するといっても、どの程度制限するのか。どうやって制限するのか。投機制限という負の問題への対処もあるが、アジアや中国からの日本への投資をどうやって促進できるかを検討するべきではないか。日本の安全保障の観点からも、このことは重要ではないか。日本が米国債を大量に保有しているように、中国も日本における経済的利害を大規模に保有してもらう必要がある。
⑤法人税率を引き下げても何の意味もない。大企業は過去のリストラで節税資金は潤沢に蓄積している。中小企業はもともと税金をほとんど支払っていない。法人税をわずかに引き下げたからといって、海外企業が日本への投資を増大させるとは思えない。高い税率を維持すると、むしろ、従業員や年金など、損金算入できる費用計上を拡大するかもしれない。こちらの方がよいのではないか。

日本の復活を信じるのであれば、この9月以降2011年に向けて、株価が下落する局面が加速するときに、これはと思える日本企業の株投資のチャンスではないでしょうか。
登録日時:2010/06/15(21:35)

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