TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【第一三共】株価は買収したランバクシー社の回復次第 …

株価は買収したランバクシー社の回復次第

<課題はランバクシー社の黒字転換>
売上高の約半分が海外売上のため円高の影響が強い。主力製品の特許満了の影響も大きいが高血圧症治療剤オルメサルタンと09年に発売した抗血小板剤プラスグレルが伸長すれば補填可能と考える。課題は買収したランバクシー社の黒字転換、さらには投資額(約5,000億円)に見合うリターンを得ることにあろう。株価はランバクシー社の赤字が続く限り低迷ないし下降を余儀なくされると予想する。

<10/3期3Q累計は実質的に0.7%減収、7.8%営業減益>
10/3期3Q累計(4-12月)は前年同期比15.6%増収、8.2%営業減益となったがランバクシー社関連を除くと0.7%減収、7.8%営業減益であった。主力のオルメサルタンは伸長したが、一部特許が満了した抗菌剤レボフロキサシンは減収となった。円高は約240億円(ランバクシー社を除く売上高の3.8%)の減収要因となった。ランバクシー社の3Q累計(1-9月)は売上高1,022億円、営業損失8億円であった。

<予想PERなどに割高感>
過去1年の株価は1,800円を挟んで±10%程度の値動きであり、ランバクシー社の回復が鮮明になるまではこのレンジ内の動きと予想する。予想PERなどのバリュエーションもランバクシー社業績が相当上乗せされない限り割高感が残ることになると考える。(森田 青平)

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