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[ベト株]いよいよ割安感が戻ってきた!パート1(2/2)

ベト株]いよいよ割安感が戻ってきた!パート1(1/2)へ
http://minkabu.jp/blog/show/14485

ベトナムの通貨(ドン)の動き

外国株に投資する上では株価の値動きと同様に、その国の通貨の動きも重要になってきます。外国株投資では、株価は上昇したのに通貨でマイナスになってしまったというのはよく聞く話です。基本的な方針は通貨が強い国に投資することです。たとえば、1円=135ベトナムドンの時に株を買ったとします。1年後株を売るときに、ドンが高くなっていて1円=100ベトナムドンになっていれば、株価が変わらなかったとしても、単純計算で35%儲かる計算になります。

ベトナムドンは中国のような通貨バスケット制(通貨バスケットに、固定された為替レートで自国通貨をペッグさせる制度)です。しかし、バスケットの中身は中国同様わかりません。現在のところ米ドルとほとんどペッグしているような状況です(厳密に言えば、現在のところ非常に緩やかではありますが、ドン安に動いています。しかし3年間の変動幅が2%程度ですので気にするほどの動きではありません)。したがって、ドンは米ドルとほぼ連動して動くと考えて良く、ベトナム投資をする際には米ドルと円の相場を見ればいいと言えるでしょう。つまり、円からベトナムドンに資産を移すときはドルに対して円高であればあるほど良く、1度ベトナムドンに資産を移したあとはドルに対して円安に動けば動くほど、プラスになります。



今のベトナム株は割安?割高?

IMFは上位20社(時価総額の99%を占める)の株価収益率(PER)の平均は2007年1月までの計算で、凡そ73倍になるので割高というようなことを発表しています。ここでベトナム株のここ1年の株価動向をおさらいしておきましょう。2006年はベトナム株にとって激動の年でした。WTO加盟が視野に灰入り、過剰流動性による世界的な株高の中、世界中の投資家から熱い視線が注がれ資金が流入。2006年11月頃から大量の資金が入り、株価はそのまま2007年3月まで急上昇し、2006年8月には400ポイントだったVN指数(ベトナム株の日経平均にあたる指数)は2007年3月上旬には1170ポイントをつけました。その後、株価は調整局面に入り、4月24日には904ポイントまで下落しました。

このような株価の経緯があるものですから、このIMFのレポートを見て、「やっぱりベトナム株は既に割高なんだ」と考える方が多くなったと思います。しかしながら、これにはいくつかの誤解があると思います。まず、一つはベトナムの企業は物凄いスピードで利益を拡大しているということ。時価総額上位銘柄でも、利益の伸び率が数倍増(中には10倍増近く)というものがあるため、2005年の利益と2006年の利益は大幅に違い、最近発表された2006年の利益で計算すると市場の平均PERはもっと引くなります。もう一つは、利益の伸び率が急なだけに資本の伸び率も大きく違うということ。たとえば、昨年と今年の発行済み株式数の間で2倍どころか4倍の開きがあることも。発行済み株式数はPERを計算する際に利用するEPS(一株あたり利益)の分母になるため、どの時点の発行済み株式数で計算するかで、同じ利益でもEPSは大きく異なります。たとえば、上記のIMFのレポートは2007年1月時点の数字ということですが、2006年の決算数字は発表されていませんし、いつの時点の発行済み株式数を使って計算したのかわかりません。これではPERが高く計算されても仕方ありません。

実際のところ、4月25日の終値を利用して、2006年の実績業績ベースにおける、2006年の期中平均株式数を使ったホーチミン証券取引市場全上場銘柄の単純平均PERは約23倍になっています。これは、同じ新興国で注目されている中国H株の19倍に比べると決して割安と言える数字ではありませんが、しかし、インドのセン●●●●指数の25倍よりは低い数字です。また、ベトナムは国営企業が民営化を開始するまさに元年的位置づけにあるため、企業業績の伸び率が違います。

もっともすべての企業が民営化によっていきなり利益が伸びる訳ではありません。ベトナムの上場企業にも依然として国営企業然とした企業は多数あり、企業訪問をしてみると「やる気ないんじゃないの?」と首を傾げたくなるような企業もたくさんあります。そうゆう企業の場合、確かに現在のPERは割高とも言えるでしょう。したがって、現在のベトナム株を一言で表すとすれば「玉石混合」の状態です。そして、株価的には、それらの企業の株価調整のためにも、もう少し調整期間が続くべきです。



ベトナム株は夏場に買い場が来る

ここからベトナムの上場企業に投資をする場合は、優良企業を選別して、たとえばPEGが少なくとも0.5以下というような国際的な株式市場の観点から見ても納得するような自分なりの指針を決め、満足するレベルまで下がったところを買っていくような買い方をすると面白いでしょう。そういう意味では、現在べトナム株は暴落中で、利益が倍々ゲームで伸びているような優良株の株価まで面白いように暴落している局面にあり、国際的な株式市場の視点から考えても面白いと思える銘柄がぼちぼちと出始めたタイミングです。そろそろ業績と株価をチェックしはじめてもよいタイミングにあると思います。

では、いつ頃がベトナム株の買い時になるか?ということですが、ここでベトナム株のアノマリーの1つをご紹介したいと思います。アノマリーとは、理論的な根拠があるわけではないが、一般的によく当たると言われている現象のこと。代表的なものでは、日本で言うところの「節分天井、彼岸底」に代表される季節的周期性があり、これは日本とはちょっと異なります。

ベトナムの季節的周期性ですが、簡単に言えば、秋口から上昇を開始し、春には天井をつけやすいということが言えるかも知れません。これは何を意味しているかというと、ベトナム株の売買の大部分を占めているベトナムの個人投資家の投資習性を示しています。この投資習性とは、あえて名付けるなら「イベント投資」。ベトナム株では年率成長50%~100%の企業はゴロゴロしていて、上場企業の主力銘柄でも時には10倍近い増益を発表することがあります。それだけに決算発表時の株式分割などもまた大きなものになるケースにが多いのです。毎年のように大幅な無償分割が発表されたり、あるいは現在取引されている株価よりもウンと安い、額面での有償増資があったりという感じです。しかもそれに伴って大型提携や新規プロジェクト発表などがあるので、分割後も株価はすぐに元の株価に戻ったりすることが多いのです。

ベトナムの個人投資家は基本的には短期投資で、この分割を目当てに投資をしてくる傾向があります。ベトナムは12月決算なので、12月の決算状況が良くなりそうだという雰囲気が出始める秋口頃に、大きな分割をやりそうな企業を中心に資金が流入し始めます。つまり、毎年の傾向としては大体夏場ぐらいに底をつけ、その後、秋口ぐらいから上昇して行き、決算発表がある(そして、分割も発表される)3~4月ごろまで上昇していくというもの。そして、決算発表明けは一旦利喰ってしばらく様子見。その後、再び翌年の年度末決算の状況が良さそうなら、夏場ごろから投資・・・というパターンが繰り返される・・・というものです。

もちろん、必ずしも毎年このパターンになるほど株はアマくありません。しかし、とりあえず2006年末からのケースを当てはめると、一旦2月末~3月頭に天井をつけたベトナム株は、夏場ぐらいまでは緩やかに下落して行き、その後、年末に向けて回復というパターンになる可能性もあると言えるでしょうか。



ベトナム株を買う方法

・現地の証券会社に口座を開く

基本的には現地に行って口座を開くべきですが、大使館に行くなどして各種手続きを踏めば日本からでも口座を開くことができます。(ただし非常に面倒で時間がかかる)。ベトナムには証券会社が十数社ありますが、日本人が口座を開く場合には日本人の話せる担当者がいる証券会社で口座を開くべきでしょう。日本語対応可能な代表的証券会社はBSC証券、SSI証券それにサコムバンク証券の3社です。なお、SSIについては月間1万円の口座維持手数料をとられます。一方BSC証券では有料ではありますが、口座開設後、日本語開設後、日本語サービスもあります。サコムバンク証券は後発組ですが、無料で日本語対応もしています。

・ファンドを買う

ベトナム株ファンドも増えてきています。最近はオープンエンドのファンドも出てきたので、自分に合ったファンドを買うようにしましょう。



          戸松信博氏のベトナム株セミナー資料より


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登録日時:2007/10/07(17:22)

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