ユリウスさんのブログ

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こんな自衛隊でいいのか? -低レベルの危機管理体制

事実の確認をしておこう。(主に5日の読売新聞他によりました)

「1 間抜けな誤情報」
4日
午後0時16分 
・ 警戒管制レーダー「FPS-5」が「何らかの航跡」を探知
・ この情報が空自航空総隊司令部(東京・府中)へ
・ 情報を受けた担当官は米衛星による発射情報(SEW)も含まれていると勘違い
・ 勘違い情報が防衛省中央指揮所(東京・市ヶ谷)へ、
・ 指揮所の担当官が「発射」とアナウンス
・ 首相官邸で指揮所の音声を聞いて防衛省連絡官が「発射」を官邸危機管理センターへ伝達
・ 官邸対策室が「先ほど、北朝鮮から飛翔体が発射された模様」と発表(記者にはプリントアウトした文書とメールで配信)

0時17分
・ 航空総隊司令部が「失探、SEW入感なし」と中央指揮所に連絡
・ 指揮所の担当官「誤報」とアナウンス

0時18分
・ 国交省航空局はノータム(航空情報)を出す

0時19分
・ 航空総隊司令部から「イージス艦探知情報なし」が中央指揮所に伝えられる
・ 官邸の防衛省連絡官に伝えられる
 
0時20分
・ 官邸の危機管理センターが「誤探知」の情報を受ける
・ 海上保安庁は船舶に注意を呼び掛ける「航行警報」を出す

0時21分
・ 官邸対策室が「先ほどの情報は誤り。発射は確認されていない」と撤回(記者には走り書きした手書きの紙片が配られた)
・ 国交省はノータムを取り消す

0時36分 
・ 海上保安庁は「航行警報」を取り消す

 それにしても、お粗末の一語につきる。事前に北朝鮮のミサイル発射があると分かっていてこれです。これがわが国の危機管理の現状かと思うと情けない。


「2 大マヌケな誤情報」
 4日の誤情報騒ぎはこれだけではなかった。
午前10時48分
・ 陸上幕僚幹部指揮所(東京新宿区)から「飛翔体発射」がメールで自衛官900人に送信された。
・ 自衛隊の連絡官がこの情報を秋田県庁に連絡
・ 県庁から県内の市町村に連絡

 この誤情報はコンピューターの不具合によるものだそうだ。 翔年はコンピューターの不具合などという説明は信じない。コンピューターのハードであれ、ソフトであれ、不具合の原因には重大の人間のミスが介在しているに違いないと確信している。不具合であれ、なんであれ、この種のコンピューターが誤情報を出してはならない。わが国が誤情報によってミサイルを発射するハメにならぬとも限らないのだから。

「3 ミサイル搬送中のトラブル」
 まだあった。2,3日前に、北朝鮮のミサイルを打ち落とす目的で、陸上自衛隊がミサイル配備をする為、隊列を組んで車両で搬送中に、大型トレーラーが隊列から遅れて迷子になり、Uターンをしようとした際に交通事故(軽微)をおこしている。たるんでいるとしか思えない。

 北朝鮮がミサイル発射を成功させたのに比べて、「場合によっては短時間に探査して打ち落とす」といっていたわが国の自衛隊はこんな体たらくである。わが国は軍事費総額で世界第5位である。が、いくら金をつぎ込み、最新鋭の設備を装備しても、連絡一つ満足に出来ないような組織(人間)では、国民の命と財産を守る働きを期待することはとても無理だ。


 これまでにも、このBlogで何回も指摘してきたように、わが国の防衛省、自衛隊の体制はレベルが低すぎる。専守防衛の戦いにせよ、軍隊と言う組織なら、一糸乱れぬ行動ができてしかるべきである。それが監視の不備、連絡不備、判断ミス、技術の未熟、機密漏洩などの理由によって、何回となく失敗を繰り返している。戦争をできる組織の体をなしていない。多額の防衛予算に群がる、政治家をはじめとする利権集団だけはしっかり働いて稼いでいるらしいが、自衛隊は国家の危機管理にはサッパリ役に立たない。
 単に防衛庁を防衛省に昇格したり、組織をちょこちょこいじったりするような小手先細工で澄む問題ではないことは明らかであろう。
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登録日時:2009/04/05(23:12)

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