著者:みんかぶ編集室 
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クレジットカードのブラックリストとは?確認方法や載ってしまう条件も解説

クレジットカードに限らず、ローンなどの返済が滞ったり、延滞などを繰り返すと「ブラックリストに載ってしまう」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

基本的に毎月きちんと返済を続けていれば、ブラックリストに載ってしまうことはよほどのことがない限りありません。

ただ、クレジットカード初心者の方や若い方で、「知らず知らずのうちに、ブラックリストに載ってしまうような危険なクレジットカードの使い方をしていた」という場合もあります。

ブラックリストに載ってしまうと、クレジットカードの審査に通りにくくなってしまうなど様々な不利益が生じてしまうので注意が必要です。

今回は「どんなことをするとブラックリストに載ってしまうのか」「ブラックリストに載っているか確認する方法」などを解説します!

  • 「個人信用情報機関に金融事故が記録される」ことを指して「ブラックリストに載ってしまう」と言われる
  • ブラックリストに載ってしまうのは「支払いが滞ってしまう」ということが最大の理由
  • ブラックリストに載っている期間はクレジットカードの審査通過は極めて困難
  • ブラックリストとは?

    ブラックリストの説明

    厳密には「ブラックリスト」という公的な書類やデータは存在せず、「個人信用情報機関に金融事故が記録される」ことを指して「ブラックリストに載ってしまう」という表現がなされます。

    個人信用情報機関とは
    • 個人のクレジットカード利用歴や各種ローンの支払い履歴を記録している機関
    • CIC・JICC・KSCの3機関があり、それぞれ情報をシェア
    • クレジットカード関係はCICに登録されることが多く、カードの審査等でカード会社も個人の信用情報を閲覧できる仕組み
    各信用情報機関に加盟する会員会社は、相互交流ネットワークを通じて他の信用情報機関に登録されている特定の信用情報を利用することができます。 これにより消費者の信用力に応じた適正な信用供与が可能となり、過剰貸付を未然に防止する役割を果たしています。

    引用元:JICC公式サイト

    カードの延滞や自己破産、強制解約などの金融事故情報はすべてこれらの情報機関に記録されてしまいます。

    カード会社や銀行がこの記録を閲覧できるため「この人は返済能力に欠ける=信用の低い人だ」と判断されて自社もクレジットカード発行やローンを見送る…となってしまいます。

    ブラックリストに載ってしまう6つの条件とは?

    では、どのような理由でブラックリストに載ってしまうのでしょうか?

    基本的には「支払いが滞ってしまう」ということが最大の理由です。ただ、クレジットカード初心者や学生の方などで「うっかり」「知らなかったから」という理由で行う行為が危険の場合もあります。

    ブラックリストに載ってしまう6つの理由を解説します!

    理由1:原則61日以上の延滞(カード会社による)

    もっとも多い理由は支払いの遅延です。

    一般的に、キャッシングやカードローンなどお金を借りた場合は61日以上の支払い遅延でブラックリストに載ってしまうとされています。

    クレジットカードのショッピング利用も「返済」にあたりますので、やはり長期の遅延は確実にNG行為となります。

    さらに、カード会社によっては61日を待たずに、1ヶ月程度やそれ未満の延滞でもアウトとされる場合もあります。

    「うっかり入金忘れ」等で、1日、2日程度なら再引き落とし期間とされる場合が多いため、あまり問題にされないことも多いですが、大前提として「引き落とし日までにしっかり入金しておく」ことが重要です。

    理由2:延滞を何度も繰り返す

    「短期間の延滞がお咎めなしならば別にいいか…」という考えも大変危険です。

    たとえ数日程度であっても、短期間の延滞を何度も繰り返すのはブラックリストに載ってしまう理由となります。

    度々支払い遅延がある利用者を、カード会社は「支払いにルーズな人」「毎回資金繰りに困っている人」と判断し「要注意人物」とみなされてしまいます。

    筆者
    編集部
    「何度までなら許されるか」はカード会社によりますが、やはり毎月期日に引き落としされるのが望ましいです。

    理由3:携帯電話や奨学金支払いを延滞

    スマートフォン端末を分割払いで購入される方も多いと思いますが、携帯分割払いも信用情報となります。

    そのため、携帯電話料金も長期の延滞・延滞を繰り返すという行為はクレジットカードと同じくブラックリスト入りとなります。

    同じく奨学金の支払い遅延も個人信用情報機関に記録されてしまいますので、忘れずに毎月入金しておく必要があります。

    携帯電話の分割代、奨学金はクレジットカード等と違いローンや借金の意識が薄くなりがちですが、これらも立派なローンといえます。

    筆者
    編集部
    特に携帯電話は学生でも自分名義で購入できますが、ついつい引き落としやコンビニ支払いを忘れがちなので注意しましょう。

    理由4:債務整理や自己破産を行った

    任意整理、個人再生手続き、自己破産などを行った場合も「金融事故」としてブラックリスト入りしてしまいます。

    この場合、自己破産を選んだかどうかも記録されます。 そのため、なるべくなら軽度な債務整理にとどめておくとブラックリスト掲載期間が5年程度で済みます(自己破産は7年)。

    理由5:カードの強制解約を受けたり短期解約を繰り返す

    支払い遅延、規約違反、虚偽の登録情報などの発覚でクレジットカードを強制解約された場合もブラックリスト入りとなります。

    また、クレジットカード初心者に限らず悪気なくやってしまう行為として「短期解約」を繰り返すのも危険です。

    クレジットカードの入会キャンペーンのポイントやキャッシュバックだけ使ってすぐ解約」「いざ入手したら不要なカードだったのですぐ解約」ということはありがちですが、何枚も短期解約を行うのは要注意人物とされる場合があります。

    筆者
    編集部
    カード会社もカードの審査や発行に時間や資金を使っています。特に年会費無料のカードの場合、利用者がカードを使ってくれないと収益が望めません。 そのためまともに使わずすぐ解約されるとデメリットしかない状態になります。

    こうした短期解約情報も、もちろんCICなどで他のカード会社等も閲覧できます。 しかも解約情報は5年間も残ります。

    本当に欲しいカードがあった時に「この人短期解約ばかりしているからうちでもすぐ解約されるだろう、だから不合格」と審査落ちしてしまう可能性が高くなってしまいます。

    補足ですが、一度に何枚もクレジットカードを解約するのも危険です。

    「メインカードにポイントを集約させたいから残りのカードはいらない、いっぺんに解約しよう」と一気に解約すると、やはりCICに解約日含めてすべて記載されます。

    筆者
    編集部
    「この人たった1ヶ月で5枚もクレジットカードを解約している、返済に困っているのだろうか」などと不審に思われてしまいます。

    理由6:短期間に何枚もクレジットカードを申し込んだ

    クレジットカードの「いつ、どの会社の申し込んだ」という申込み履歴もCICなどに細かく残ります

    クレジットカードを探し始めると「あのカードも欲しい、このカードもいいな」と気になり始めると思います。

    しかし、短期間(おおむね半年程度)で何枚もクレジットカードを申し込むのもブラックリスト入りの可能性があります。

    いわゆる「申込ブラック」と呼ばれるもので、一気にクレジットカードをたくさん申し込むと「この人お金に困っているのか」「カードを使うだけ使って現金化するつもりなのか」などという疑いがかけられてしまいます。

    クレジットカードの申込み履歴は半年程度、CICなどに記録が残ります。 欲しいクレジットカードが複数枚ある場合は、一気に申し込むのではなく半年程度間隔をあけて発行していきましょう。

    ブラックリストに載っているか確認する方法

    意外と知られていませんが、個人信用情報機関は問い合わせれば一般ユーザーでも自分の「信用情報開示報告書」を閲覧することができます(情報開示)。

    情報開示とは、お客様ご本人のお申込みにより、 CICに加盟している会員会社(クレジット会社等)との 契約内容や支払い状況等の信用情報を確認できる制度です。 お客様の情報が現在、信用情報機関に登録されているのか、 またはどのように登録されているかを 確認していただくことができます。

    引用元:CIC公式サイト

    いずれの機関でも、インターネット上で閲覧、郵送で申し込む、各機関の事務所に赴く(KSCは除く)の3つの方法で閲覧が可能です。 (申請は別途有料です)

    例えば、CICではインターネット開示を利用すると、クレジットカード一括払い(1,000円)で、開示報告書を即時に確認することができます。(毎日8:00~21:45)

    信用情報開示報告書の見方

    信用情報開示報告書のサンプル

    信用情報開示報告書の見方を、CICの信用情報開示報告書を例にご説明します。

    《お支払の状況》の「26. 返済状況」と、《入金状況》に注目してみましょう。(上の画像の赤枠部分)

    もし、「26.返済状況」の欄に、「異動」という記載がある場合は、ブラックリストに載っている状態と考えたほうがいいでしょう。

    「異動」という記載は、長期にわたる支払いの遅れ(61日以上または3ヶ月以上)・返済ができなくなり保証契約における保証履行が行われた・自己破産のいずれかの場合に記載されます。

    《入金状況》の欄には、ご本人からクレジット会社等へ入金された状況が記号で表示されます。

    「P」または、「A」が記載されている場合は、「その月の支払いが遅れた」という意味になるので、クレジットカードなどの審査で不利になる可能性があります。

    入金状況の記号「P」/「A」の意味
    表示記号 内容
    請求額の一部が入金された
    お客様の事情でお約束の日に入金がなかった(未入金)

    ブラックリストの解除までの期間は?

    個人信用情報機関の掲載期間は、ブラックリストに載ってしまった理由によって異なります

    個人信用情報機関の掲載期間
    項目 期間
    カード申し込み 半年程度
    カードの解約情報 5年
    61日以上の延滞 5年
    債務整理 5年
    自己破産 最長7年

    「申込みブラック」の場合は、カードの申込み情報自体は半年程度で記載が消えます。

    したがって、他の信用情報に問題がなければ半年後にはクリアな状態にできます。

    一方、その他の「短期解約情報」や「債務整理」などは5年~最長7年程度も情報が記載され続けることとなります。

    特に支払いの大幅遅延、債務整理や自己破産系の金融事故情報が残り続ける限り、その間はクレジットカードの作成などは難しくなるでしょう。

    また結婚して苗字が変わったなどしても、期間内は情報が掲載されます。

    ブラックリストに載っていても作れるクレジットカードはある?

    基本的に、ブラックリストに載った状態でクレジットカードの審査通過は限りなく難しいといえます。

    申込みブラックのように、半年待てば良い程度のものもありますが、債務整理、自己破産、度重なる延滞などによる記録は5年~7年程度記録が残ってしまいます。

    クレジットカードを再び作成できる可能性が高まる期間は以下の通りです。

    クレジットカードの申込が可能になる目安
    カード申し込み カード作成
    申し込みブラック 半年以上あければ可能性あり
    未入金情報(PやAなど)あり できれば消えてから
    金融事故記載あり 5~7年はかなり厳しい

    クレジットカードに限らず、各種ローンも組めなくなってしまいますので、ブラックリストに載らないよう努めましょう。

    ブラックリストに載らないための対策は?

    ブラックリストに載ると、「新しいクレジットカードを作れない」「新たなローンを全く組めない」といった不利益が生じます。 だからこそ、ブラックリストに載らないようにしたいですよね。

    ブラックリストに載らない方法はシンプルですが、とても大事なこととなります。

    最も確実な対策は「返済期限を守る」

    ブラックリストに載らないシンプルかつ最も確実な方法は「返済期限を守る」ということです。

    クレジットカードの引き落とし日に確実に入金する、キャッシング等で現金を借りた場合は確実に返すことです。

    もしもうっかり入金を忘れてしまった場合や、今月はどうしても支払いが遅れてしまう…という場合はすぐにカード会社に連絡・相談しましょう!

    筆者
    編集部
    カード会社によってはその日のうちに再引き落としをかけてくれたり(その場合延滞記録にはならない)、猶予を見てくれるなどの対応があるかもしれません。

    また、クレジットカード初心者の方は申込みブラックやカードをいっぺんに整理(解約)といったことをしないように注意しましょう。

    クレジットカードのブラックリストに関するQ&A

    クレジットカード代金引き落とし日に入金を忘れました。たった1日でもブラックリスト入りですか?

    結論から言えば1日程度遅れた程度でいきなりブラックリストに載ることはないと考えられます

    多くのカード会社で「再引き落とし期間」を設けていたり、最終猶予として「催促状」が送られてきてそれに間に合えばよいというカード会社もあります。

    ただし、わずかな遅れであっても何度も繰り返せば信用を無くし、ブラックリストに載る可能性が高まります。 また「どの程度の遅れならばお咎めなしか」もカード会社によります。

    まずは確実に引き落とし前日までに入金を済ませておくこと、万が一入金忘れ等に気が付いたらすぐさまカード会社に連絡し指示を仰ぐことが大切です。

    家族がブラックリスト入りしている場合、自分もブラック扱いでしょうか?

    親や子供、配偶者がブラックリストに載っていてもご本人には関係ありません

    ですので、たとえ配偶者や親がブラックリストに載っていてもご自身の信用情報や収入等の属性が問題なければクレジットカードは作成可能です。

    ただし、ご自身が学生や主婦(夫)の場合、どうしても保護者や配偶者の収入や属性に依存することになりますので、その場合は審査の難易度が上がってしまう可能性があります。

    ブラックリストに載るとどんな不利益がありますか?

    以下のような不利益があります。

    クレジットカードの審査に通りにくくなる

    ブラックリストに載っている期間は、クレジットカードの審査に通過するのはきわめて難しいでしょう。

    クレジットカードの利用停止や強制解約

    所持しているクレジットカードが利用停止になったり、最悪の場合強制解約となります。

    注意点として、1枚でも(1件でも)遅延を繰り返してブラックリストに載ってしまった場合、支払いが間に合っている他のクレジットカードも利用停止や強制解約になる可能性があることです。

    最低5年~7年はローンを組めなくなる

    ブラックリスト入りの状態、特に支払いの延滞や債務整理、自己破産の記録が残っている間は新たなローンが組めなくなります。

    このローンには住宅ローンだけでなく、車のローン、携帯電話の分割ローンも組めなくなります。

    金融機関全般からお金を借りれなくなることで、マイホームやマイカーといった将来設計に大幅な支障をきたすこととなります。

    金融事故を起こしていてもクレジットカードは作れますか?

    金融事故は全て「個人信用情報機関」に記録されていますので、記録があるうちはクレジットカードを作ることが難しい可能性が高いです。

     当サイトでは「金融庁:登録等を受けている業者一覧」に掲載されている会社が発行または提携しているクレジットカードのみをご紹介しております。

    【著者情報】

    みんかぶ編集室(クレカチーム)
    クレカチームではメンバーで延べ20枚以上のクレジットカードを発行し、日々お得な使い方やおすすめのカードを調査研究しています。 「節約・ポイ活」始め、皆様のキャッシュレス生活が豊かになる情報を発信していきます。

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