あす（６日）の株式相場見通し＝好材料評価し買い優勢、決算内容の吟味継続

　あす（６日）の東京株式市場は、４～６月期の決算発表に伴い好調な業績見通しが確認された銘柄を中心に、個別銘柄を買い進む動きが継続しそうだ。
　市場関係者からは「好決算を評価しての買いに加え、自社株買いや証券会社によるレーティングや目標株価の引き上げに対して素直に株価が反応して上昇するケースが目立っている。欧米や中国の株価に過度に反応する流れはやや沈静化してきた」との見方が出ていた。
　また、７月の「国内ユニクロ」の既存店売上高が前年同月比１．５％減となり、ファーストリテイリング<9983.T>大幅安により日経平均株価が約１１３円分押し下げられたものの、他の寄与度の高い銘柄の堅調が全般の上昇に貢献した。
　５日の東京株式市場は、前日の米国株安を受けて売り先行のスタート。その後、外国為替市場での円安傾向や、決算内容を評価して個別銘柄を買い進む動きが広がり、日経平均株価終値は、前日比９３円７０銭高の２万６１４円０６銭と３日ぶりに反発した。東証１部の売買代金は、３兆１９０５億円と３日ぶりに３兆円大台に乗せた。
　日程面では、日銀の金融政策決定会合（～７日）、６月の景気動向指数、７月の車名別新車販売台数、７月のオフィスビル市況に注目。海外では、ＡＳＥＡＮ地域フォーラム閣僚会議（クアラルンプール）、英イングランド銀行金融政策委員会が焦点になる。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）