ビジョンが７連騰、第１四半期実質５５％営業増益で過去最高を好感

　ビジョン<9416.T>が７連騰。１２日の取引終了後に発表した第１四半期（１～３月）連結決算で、売上高３４億８７００万円、営業利益３億１３００万円となり、前年同期に四半期決算を行っていないため比較はないものの、会社参考値では２２．９％増収、５４．７％営業増益になり過去最高を記録したとしており、これを好感した買いが入っている。

　世界各地域で利用できるモバイルＷｉ－Ｆｉルーターのレンタルサービスを行うグローバルＷｉ－Ｆｉ事業が、タッチポイント（接客拠点）の利便性向上と増設実施も奏功しアウトバウンド、インバウンドともに好調に推移した。また、インバウンド向けに「おもてなしクーポン」を開始し掲載先への送客を行う広告収入モデルを開始したことも寄与したという。

　なお、１６年１２月期通期業績予想は、売上高１４４億３４００万円（前期比１５．６％増）、営業利益９億円（同１１．９％増）の従来予想を据え置いている。

　同時に、米国とニューカレドニアにそれぞれ子会社を設立すると発表しており、海外事業の強化につながるとの期待感も買いにつながっているようだ。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）