ＴＢＳＨＤ、今期最終を一転15％増益に上方修正・2期ぶり最高益、配当も7円増額

　ＴＢＳホールディングス <9401> が2月10日大引け後(16:30)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比34.2％減の213億円に落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の191億円→322億円(前期は280億円)に68.6％上方修正し、一転して14.7％増益を見込み、一気に2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の71億円→202億円(前年同期は221億円)に2.8倍増額し、減益率が67.9％減→8.7％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→37円(前期は30円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比64.7％減の93.7億円に大きく落ち込んだが、売上営業利益率は前年同期の8.6％→8.8％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース