1,028円
FJネクストホールディングスのニュース
■業界環境
1. 販売環境
首都圏投資用マンションの供給戸数は、1990年代後半から2000年代前半にかけて順調に拡大したものの、2008年に地価の高騰やリーマン・ショックの影響などにより事業者の倒産や撤退が相次いだことから減少傾向をたどった。ただ2010年に底を打つと、ここ数年は単身世帯数の増加や人口の都心回帰などを背景とした首都圏の賃貸需要の拡大、並びに低金利の継続や将来の年金受給の不安のほか、相続税対策(基礎控除の引下げなど)という新たなニーズも出てきており、物件価格上昇などによりマンション業界全体が調整局面を迎えるなかでも、個人からの底堅い購入需要に支えられて堅調に推移している。特に将来に向けた資産運用手段として、株式や投資信託、債券などと比べ、節税効果や保険機能が期待できるほか、キャッシュフローが安定していることや実物資産投資への安心感も背景として考えられる。
なお、過去においては一部地銀による不正融資の発覚により、不動産投資ローン全般への影響(銀行がより慎重となる可能性)が懸念される事案などもあったが、エフ・ジェー・ネクスト<8935>物件のような好立地で資産価値の高い投資用ワンルームマンションに対する融資姿勢には変化は見られず、そのなかでも同社の供給実績やブランド力、財務基盤の安定性などの点も購入需要を支える要因になっており、同社及び同社のビジネスモデルの信頼性が実証されたものと捉えることができる。
2. 仕入開発環境
一方、仕入開発面では土地仕入価格や建築費の高止まりが続いていることから、収益性の見極めが一層重要となっており、土地仕入の結果が業績を左右する可能性が高まっている。同社は、信用力、財務力、豊富な情報力を生かし、設立以来一貫した採算性重視の仕入活動を行っていく方針としている。
3. 競合環境
同業者は投資用マンションの専業業者がほとんどであり、比較的規模が小さいところが多い業界構造となっているなかで、同社は、首都圏投資用マンション供給戸数ランキングで常にトップクラスの販売実績を誇っている。最近では、市場拡大を見据えた大手デベロッパーによる参入の動きも見られる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<EY>
1. 販売環境
首都圏投資用マンションの供給戸数は、1990年代後半から2000年代前半にかけて順調に拡大したものの、2008年に地価の高騰やリーマン・ショックの影響などにより事業者の倒産や撤退が相次いだことから減少傾向をたどった。ただ2010年に底を打つと、ここ数年は単身世帯数の増加や人口の都心回帰などを背景とした首都圏の賃貸需要の拡大、並びに低金利の継続や将来の年金受給の不安のほか、相続税対策(基礎控除の引下げなど)という新たなニーズも出てきており、物件価格上昇などによりマンション業界全体が調整局面を迎えるなかでも、個人からの底堅い購入需要に支えられて堅調に推移している。特に将来に向けた資産運用手段として、株式や投資信託、債券などと比べ、節税効果や保険機能が期待できるほか、キャッシュフローが安定していることや実物資産投資への安心感も背景として考えられる。
なお、過去においては一部地銀による不正融資の発覚により、不動産投資ローン全般への影響(銀行がより慎重となる可能性)が懸念される事案などもあったが、エフ・ジェー・ネクスト<8935>物件のような好立地で資産価値の高い投資用ワンルームマンションに対する融資姿勢には変化は見られず、そのなかでも同社の供給実績やブランド力、財務基盤の安定性などの点も購入需要を支える要因になっており、同社及び同社のビジネスモデルの信頼性が実証されたものと捉えることができる。
2. 仕入開発環境
一方、仕入開発面では土地仕入価格や建築費の高止まりが続いていることから、収益性の見極めが一層重要となっており、土地仕入の結果が業績を左右する可能性が高まっている。同社は、信用力、財務力、豊富な情報力を生かし、設立以来一貫した採算性重視の仕入活動を行っていく方針としている。
3. 競合環境
同業者は投資用マンションの専業業者がほとんどであり、比較的規模が小さいところが多い業界構造となっているなかで、同社は、首都圏投資用マンション供給戸数ランキングで常にトップクラスの販売実績を誇っている。最近では、市場拡大を見据えた大手デベロッパーによる参入の動きも見られる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<EY>
この銘柄の最新ニュース
FJネクHDのニュース一覧- 第44回定時株主総会の招集に際しての電子提供措置事項(交付書面非記載事項) 2024/05/31
- 2024年(第44回)定時株主総会招集通知及び株主総会資料 2024/05/31
- FJネクストホールディングス---24年3月期は2ケタ増収増益、主力の不動産開発事業が2ケタ増収増益に 2024/05/14
- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … 清水建、スクエニHD、九州FG (5月13日発表分) 2024/05/14
- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】寄付 … 清水建、スクエニHD、九州FG (5月13日発表分) 2024/05/14
マーケットニュース
- 14時の日経平均は126円高の3万9164円、東エレクが68.65円押し上げ (06/11)
- 13時の日経平均は128円高の3万9166円、東エレクが74.54円押し上げ (06/11)
- 米国株見通し:下げ渋りか、アップルの開発に期待感も (06/11)
- <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」5位にリバーエレク (06/11)
FJネクストホールディングスの取引履歴を振り返りませんか?
FJネクストホールディングスの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。