野村ＨＤ、大和証Ｇなど急伸、全般好地合いを反映して買い集める

　野村ホールディングス<8604.T>、大和証券グループ本社<8601.T>などいずれも大幅高、野村ＨＤは東証１部の売買高トップに買われ市場の注目を集めている。また証券セクターは業種別上昇率で４％超の上昇を示すなど、２位以下を大きく引き離し断トツとなっている。米量的緩和の早期縮小観測が後退、国内はアベノミクスによる金融緩和環境の継続が約束されており、ふたたび過剰流動性相場への期待が高まってきた。前日には東証１部の売買代金が９月１３日のＳＱ以来となる２兆５０００億円台まで拡大、リスク許容度の拡大している外国人投資家も１１月第１週は２０００億円超の買い越しを記録するなど、東京市場を取り巻く環境は順風にあり、日経平均の１万５０００円台回復はその風向きを暗示している。そのなか、証券売買手数料の拡大や投資信託需要の拡大などによる恩恵を再び享受できる象徴株として買いを集めている状況だ。

野村ＨＤの株価は１０時５４分現在７８７円（△３３円）
大和証Ｇの株価は１０時５４分現在９９４円（△４０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）