【売り】フューチャーベンチャーキャピタル㈱（8462）ZMPの仮条件決定で急騰。ボラティリティ大きくリスク高い= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【売り】フューチャーベンチャーキャピタル㈱（8462）

日本の独立系ベンチャーキャピタル。
国内各地に拠点を持ち、地域に密着して投資活動を行っている。

■注目理由
11月10日に決算を発表。
平成29年3月期第2四半期（4-9月）の業績は、売上高△51.8％、経常損益は△361百万円となり、赤字転落となった。
また直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の売上営業損益率も前年同期の36.9％→△91.9％に急悪化し、やや苦戦しているようだ。

チャートを見ると、直近の値動きは10月26日以降大きく上昇したがその後急落し、再び上下を繰り返すなど乱高下が続いている。
その中で30日は前日比+14.5％の急伸となった。
29日の取引時間終了後、同社運用ファンドの投資先で12月19日に上場が予定されているZMPの仮条件が発表され、目論見書の想定発行価格760円に対し仮条件は760円～1040円となった。
仮条件上限では想定発行価格を36.8％上回り、株式売却益拡大へ期待が高まっていると見られ、これに伴いFVCへの物色も向かったようだ。（出典：2016年11月30日　フィスコ）
値動きが大きい状況が続いており今から手を出すのはリスクが大きいと思われるので、今は様子見しておくのが無難だろう。