日経新聞半歩先読み
「10銭」刻みきょうから 日本経済新聞 総合・経済 3面
株式市場全体に対しては、極端に大きな影響はなさそうです。一部の低位株の売買代金が極端に大きくなる可能性はありそうです。
個人投資家の利便性については、その銘柄の株価位置によって、プラス・マイナス両面ありそうです。
板読みトレードの終焉?
デイトレードの1つの手法である「板読み」による取引が、確認できる値幅が極端に狭くなることにより、減少すると思われます。
具体的には、7月17日終値ベースでTOPIX100の構成銘柄で、1,000円未満でもっとも高い日産自動車の株価は992円です。
現在の上下8本値の表示だと984円~99円の15円幅の板状況が確認できますが、刻み値縮小後は、991円30銭~992円80銭の1円50銭幅しか確認できなくなるケースが出てきます。
板読みが非常に困難になり、板を判断基準としたデイトレードがし難くなります。
低位株の売買活発化
しかし、特定の流動性の高い低位株の場合、1取引の売買株数が多く出来るので10銭でも手数料以上の収益がある場合があり、10銭刻みのデイトレードが激増するかも知れません。
TOPIX100の構成銘柄で最も低位なのは、みずほFGですが、7月18日は安値200円、高値201円と、1円値幅でした。これが、刻み値変更後は、同じ1円幅動いたとしたら、10の呼び値があり、また板の状況も現状だと1円ごとに1千万株以上の板があるのでこれが、10分の1に分かれたとしても呼び値ごとに100万株程度は板にあることが想定され、10銭刻みのデイトレードが非常に多くなりそうです。
結論としては、
今回刻み値が変化するTOPIX100構成銘柄の株価によって、出来高が増加する可能性のある銘柄と、減少する可能性のある銘柄に二極化しそうです。
(8411) みずほフィナンシャルグループ (東証1部) 200円 前日比 -1 (-0.49%) [売買単位:100株]
今日も皆様に相場の福が授かりますように!!
※本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社の意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
株式市場全体に対しては、極端に大きな影響はなさそうです。一部の低位株の売買代金が極端に大きくなる可能性はありそうです。
個人投資家の利便性については、その銘柄の株価位置によって、プラス・マイナス両面ありそうです。
板読みトレードの終焉?
デイトレードの1つの手法である「板読み」による取引が、確認できる値幅が極端に狭くなることにより、減少すると思われます。
具体的には、7月17日終値ベースでTOPIX100の構成銘柄で、1,000円未満でもっとも高い日産自動車の株価は992円です。
現在の上下8本値の表示だと984円~99円の15円幅の板状況が確認できますが、刻み値縮小後は、991円30銭~992円80銭の1円50銭幅しか確認できなくなるケースが出てきます。
板読みが非常に困難になり、板を判断基準としたデイトレードがし難くなります。
低位株の売買活発化
しかし、特定の流動性の高い低位株の場合、1取引の売買株数が多く出来るので10銭でも手数料以上の収益がある場合があり、10銭刻みのデイトレードが激増するかも知れません。
TOPIX100の構成銘柄で最も低位なのは、みずほFGですが、7月18日は安値200円、高値201円と、1円値幅でした。これが、刻み値変更後は、同じ1円幅動いたとしたら、10の呼び値があり、また板の状況も現状だと1円ごとに1千万株以上の板があるのでこれが、10分の1に分かれたとしても呼び値ごとに100万株程度は板にあることが想定され、10銭刻みのデイトレードが非常に多くなりそうです。
結論としては、
今回刻み値が変化するTOPIX100構成銘柄の株価によって、出来高が増加する可能性のある銘柄と、減少する可能性のある銘柄に二極化しそうです。
(8411) みずほフィナンシャルグループ (東証1部) 200円 前日比 -1 (-0.49%) [売買単位:100株]
今日も皆様に相場の福が授かりますように!!
※本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社の意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。