正栄食が大幅反落、２～４月はナッツ類価格軟調で営業減益

　正栄食品工業<8079.T>が大幅反落。１３日取引終了後、１６年１０月期第２四半期累計（１５年１１月～１６年４月）の連結決算を発表し、売上高は５４７億６２００万円（前年同期比１．５％減）、営業利益は２７億２９００万円（同２２．１％増）と２ケタ増益だったが、２～４月では営業利益が同１７．８％減と２ケタ減益となったことから、足もとの伸び悩みが懸念されている。

　国内で主力の乾果実・ナッツ類が堅調に推移し、上期を通しては増益だったが、「２～４月期は前年同期に比べて円高が進み、ナッツ類の国際価格が軟調だったことで売上高が減少し、それが営業減益にもつながった」（専務取締役管理本部長藤尾氏）としている。

　なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高１１００億円（前期比３．０％増）、営業利益３６億円（同７．４％増）を見込んでいる。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）