ルックが１６年１２月期業績予想を下方修正、韓国子会社売上高が為替変動で目減り

　ルック<8029.T>がこの日の取引終了後、１６年１２月期の連結業績見通しについて、売上高を４２５億円から４２０億円（前期比８．７％減）へ、営業利益を６億円から４億円（同２２．５％減）へ、最終利益を５億円から２億円（同５４．６％減）へ修正した。

　韓国子会社の売上高が為替変動の影響で目減りしていることに加えて、退職年金資産が減少し退職給付費用が増加することなどが要因。また、大阪支店の移転により発生する原状回復費用などを減損損失として特別損失に計上することも響くという。

　あわせて発表した第２四半期累計（１～６月）決算は、売上高２０６億８９００万円（前年同期比１１．６％減）、営業損益７８００万円の赤字（前年同期７５００万円の黒字）、最終損益２億８９００万円の赤字（同９６００万円の黒字）だった。オランダのデニムブランド「デンハム」のライセンス生産・販売を開始したものの、昨年７月に「トリー　バーチ」の独占販売契約が終了したことなどが響いた。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）