コクヨが１０年半ぶり高値、引き続き１７年１２月期営業利益・配当予想の上方修正を好材料視

　コクヨ<7984.T>が大幅続伸し、０７年１月以来、約１０年半ぶりの高値水準となっている。２４日午後２時ごろに１７年１２月期の営業利益予想と配当予想の上方修正を発表しており、引き続きこれを好材料視した買いが入っているようだ。

　ステーショナリー事業やファニチャー関連事業の見通しを引き下げたことで、売上高は３１６０億円から３１２８億円（前期比１．７％増）へ下方修正したが、通販・小売関連事業が好調に推移していることや、商品ミックスの改善などが寄与し、営業利益は１６０億円から１６８億円（前期比８．８％増）へ、純利益は１２５億円から１３９億円（同１４．１％増）へ上方修正した。また従来、中間１２円、期末１２円５０銭を予定していた配当計画について、中間・期末各１３円５０銭の年２７円（従来予想２４円５０銭、前期２２円）にするとしている。なお、前日終値時点でのＰＥＲは１３倍台にすぎず、割安感も株高に一役買っているようだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）