＜動意株・２日＞（前引け）＝宝印刷、デサント、トプコン

　宝印刷＜7921.T＞＝大幅高。同社が前日発表した１６年５月期の連結業績予想では、売上高が前期比１．３％増の１３６億５０００万円、最終利益が同１２．３％増の６億５０００万円と増収で２ケタ増益を予想。株式市場の活性化に伴い企業のＩＰＯが増加するなど関連書類の需要が高水準で収益を牽引する見通し。また、１６年５月期の年間配当については前期比１５円増配となる５０円とする計画で、積極的な株主還元姿勢も株価上昇を後押ししている。

　デサント＜8114.T＞＝３日続伸。同社は１日、コーポレートブランド「デサント」の直営新業態である「ＤＥＳＣＥＮＴＥ ＢＬＡＮＣ（デサント ブラン）」を今秋に、東京と大阪、福岡にオープンすることを発表した。今回、展開を開始する「デサント ブラン」は、モノの本質を理解する都市型生活者の男女をターゲットに、スポーツブランドが考える心地よいライフスタイルを提案する店舗。ポーツシーンでの着用に留まらず、主にライフスタイルでの着用を想定した「デサント オルテライン」を中心に、店舗オリジナル商品も加え展開していく。

　トプコン＜7732.T＞＝続伸。きょう付の日刊工業新聞で、「東芝と共同で、道路やトンネルなど公共インフラの劣化診断事業に参入する」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。既に会社側が６月２９日に発表した内容だが、報道されたことで改めて注目が集まっているようだ。今回、両社が共同開発したシステムは、東芝＜6502.T＞が保有する高度画像処理技術とトプコンが保有する高精度ＧＮＳＳ技術や移動体の情報処理技術を組み合わせることで、従来、人の手によって行われていたアスファルト路面のひび割れ調査に掛かる作業時間を大幅に短縮するというシステム。

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出所：株経通信（株式会社みんかぶ）