ポプラ、上期最終は赤字転落で下振れ着地、21年2月期業績を未定に変更

　ポプラ <7601> が10月8日後場(14:00)に決算を発表。21年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結最終損益は5.9億円の赤字(前年同期は14.7億円の黒字)に転落し、従来の4.6億円の赤字予想からも赤字幅を拡大して着地。
　併せて、従来の通期業績予想(連結最終損益は6.3億円の赤字)を取り下げ、未定に変更した。

　直近3ヵ月の実績である6-8月期(2Q)の連結最終損益は2.4億円の赤字(前年同期は0.7億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の0.8％→-4.2％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　・差異の理由第２四半期累計期間の業績に関しては、新型コロナウィルスの影響が想定以上に大きく、緊急事態宣言解除後も一部ホテル店舗は営業を再開できないままとなっていること、大規模イベントの入場規制やテレワークの継続などに伴い、売上の大きな回復には至らず、第２四半期累計期間の既存店売上前年比は86.5％（見通し：93.2％）となりました。加えて、新規出店に関しても16店舗が計画の後ろ倒しとなったことから、営業総収入が不足いたしました。・通期業績予想修正の理由2020年６月10日付で発表いたしました通期業績予想は、新型コロナウィルスの影響はインバウンド需要の減少部分を残して徐々に回復に向かい、既存店ベースの売上前年比は下期97.0％程度となる見通しのもと算出しておりましたが、ホテル店舗、大学店舗などの一部店舗では再開の目処がたたないところも残っていること、新規出店に関しては、通期で42店舗のオープンが2021年3月以降に延期となるなど、想定以上に影響が残るものと見られ、現時点では通期業績を合理的に把握することが困難であると判断したこと、及び2020年9月10日に公表いたしました、当社100％出資子会社によるローソン・ポプラ化事業実施に関する件に伴う2021年２月期業績への影響についても現在精査中であることから、2021年２月期通期業績予想につきまして未定とさせていただきます。なお未定とさせていただきました2021年２月期通期業績予想については想定が可能になった時点で速やかに開示いたします。